ドル高・原油高でもイーサリアムは底堅い?FOMC前のETH価格動向と注目ポイントを解説
ドル高・原油高に負けないイーサリアムの底力
米ドル高や原油価格の急騰といったマクロ経済の逆風が吹く中、イーサリアム(ETH)が驚異的な粘りを見せています。多くのリスク資産が売られる場面でも、ETHは1,860ドル付近の支持線をしっかりと維持し、ビットコイン(BTC)を上回るパフォーマンスを記録しました。市場が警戒を強める7月28〜29日のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合を控え、投資家たちはどのような動きを見せているのでしょうか。
予測市場が示す「大幅下落はない」という見方
注目の予測市場「Polymarket」のトレーダーたちの間では、悲観的な予測が後退しています。特に、これまで警戒されていた「1,700ドル割れ」の可能性を織り込む確率は大幅に低下しました。一方で、2,000ドル回復を予想する動きが活発化しており、トレーダーは暴落よりも、1,800~2,000ドルのレンジ内でのもみ合い、あるいは緩やかな上昇を想定しているようです。これはFOMCに向けたヘッジ需要もありつつ、ETH市場の底堅さを裏付けるデータといえます。
エコシステム拡大でETHの価値向上を後押し
ETHの強さは、レイヤー2エコシステムの急成長にも支えられています。特に話題の「RobinhoodChain」では、ステーブルコインの供給量が4億ドルを突破し、ネットワーク収益も過去最高を更新しました。さらに、同チェーン上で展開されるミームコイン発行基盤「Memecoin.fun」が350万ドルの資金調達に成功するなど、アプリケーション層での開発者や投資家の関心が急速に高まっています。こうしたインフラの進化は、ETHそのものの魅力を底上げする要因となっています。
チャート分析が示す今後の展開とは
テクニカル指標においても、明るい兆しが見えています。週足チャートでは安値を切り上げる動きが続いており、モメンタム指標のMACDでは「強気クロス」が発生しました。ブレイクアウト確率モデルでは、上方への動きが続く確率は65.9%と試算されています。当面は1,780〜1,800ドルが重要な防衛ラインとなりそうです。もしこの水準を維持し、直近の高値である1,955ドルを突破できれば、2,000ドルの大台がはっきりと視野に入ってくるでしょう。
※本記事は投資助言を目的としたものではありません。投資判断はご自身で行ってください。