【NY株】ダウ反発!米国債買い戻しとがんワクチン成功の好材料で投資家の不安が後退
米国債の買い戻し拡大で長期金利が急低下!投資家に安心感が広がる
19日午前のニューヨーク株式相場は、買いが優勢の展開となりました。注目のダウ工業株30種平均は反発し、前日終値比で248ドル高の5万3591ドル台を記録しています。今回の上昇の背景には、米財務省による国債買い戻し枠の拡大方針が大きく影響しています。これまで1回あたり20億ドルだった買い戻しオペを、少なくとも40億ドル超へと引き上げると発表したことで、直近で急騰していた米長期金利に歯止めがかかりました。これにより、インフレ懸念などで高まっていた市場の警戒感が和らぎ、投資家心理が大きく改善しています。
メルクとモデルナの「がんワクチン」が好調!ヘルスケア株に買いが波及
個別銘柄では、医薬大手のメルクとバイオ企業のモデルナが発表した明るいニュースが市場を盛り上げています。両社が共同開発している個別化がんワクチンの後期臨床試験で、悪性黒色腫(メラノーマ)の再発を抑える良好な結果が得られたと報じられました。この報道を受けてモデルナの株価は一時120%超の急騰を見せ、メルクも10%を超える上昇を記録しています。このヘルスケア分野での快挙が相場全体を押し上げ、アムジェンやホーム・デポといった銘柄にも買いが広がっている状況です。
午後のFOMC議事要旨に注目!今後の相場の行方は?
一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は小幅に値を下げ、投資家の視線は午後に公開される米連邦準備制度理事会(FRB)のFOMC議事要旨へと移っています。市場では、今後の金融政策の方向性を占う重要な手がかりとして注視されており、内容次第では相場が大きく動く可能性もあります。現在は、キャタピラーやゴールドマン・サックスといった一部銘柄に売りが出ていますが、市場全体のトレンドは依然として「金利低下」と「個別企業の好材料」に支えられているようです。今後の金融動向から目が離せません。