360°カメラカーが日常を変える?SSFF&ASIA2026話題作『道子、未知満ちて。』武井咲華監督インタビュー
最先端技術「バーチャルプロダクション」で描く、孤独なドライバーの物語
2026年5月25日から開催された、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&ASIA2026(SSFF&ASIA2026)」。この注目作の一つとして上映されたのが、武井咲華監督による『道子、未知満ちて。』です。CM業界で活躍する武井監督が、今回初めて脚本に挑戦した意欲作となっています。本作の大きな特徴は、「360°カメラカー」を軸にしたユニークな設定と、最先端の撮影手法である「バーチャルプロダクション」が駆使されていること。物語の主人公・道子は、天性の空想家でありながら現実に馴染めず孤独を抱えるドライバー。そんな彼女の日常が、ある出来事をきっかけに大きく動き出す様子が描かれています。
CM制作のノウハウを映画に!「スクリーンプロセス」の魅力とは
制作の背景について、武井監督は「自社の周年企画のコンペがきっかけ」だと語ります。バーチャルプロダクションとの親和性が高い「車」という題材から、360°カメラカーというアイデアが生まれたそうです。本作で採用された「スクリーンプロセス」という手法は、スタジオ内のスクリーンに投影された背景映像の前で役者が演じる技術。役者の拘束時間を短縮でき、CM制作の現場で重宝されているこの技術を映画に取り入れることで、まるで実際に外で撮影したようなリアルな質感をスタジオ内で実現しました。普段はクライアントワークとしてCMを制作する武井監督が、いかにして映画という表現の場へ技術を落とし込んだのか、その裏側が垣間見える貴重なインタビューとなりました。
Podcastで裏話をチェック!制作の未知なる領域に迫る
今回のインタビューの詳細は、CINEMOREが配信するPodcastでも詳しく語られています。映画祭プロデューサーのドラゴン氏も飛び入り参加し、武井監督のクリエイターとしての魅力や、CM制作と映画制作の決定的な違いなど、ディープなトークが繰り広げられました。気になる方は、ぜひ以下のURLから配信をチェックしてみてください。