前衛芸術家・草間彌生さん死去 97歳 亡くなる直前まで描き続けた「水玉の人生」
水玉のカリスマが残した功績と、最期の瞬間まで貫いた芸術への情熱
世界中で愛される水玉模様の作品やカボチャのオブジェで知られる、前衛芸術家の草間彌生さんが多臓器不全のため亡くなりました。97歳でした。幼少期に体験した幻覚や幻視をアートへと昇華させ、世界的な評価を確立した草間さん。その生涯は、まさに「芸術に命を懸けた」といっても過言ではないほど、凄まじい熱量に満ちたものでした。
「時間が足りない」描き続けた生涯と次世代へのメッセージ
草間さんは2006年に高松宮殿下記念世界文化賞を日本人女性として初めて受賞し、2016年には文化勲章を受章するなど、日本を代表するアーティストとして君臨し続けました。香取慎吾さんをはじめ、多くのクリエイターにも多大な影響を与えており、アトリエで対談した際には「時間が足りない」と語り、亡くなる直前まで病室でも筆を握り続けていたといいます。彼女の生きざまや作品に込められた強いメッセージは、これからも世代を超えて多くの人々の心に残り続けることでしょう。草間さんが世界に捧げた魂の軌跡を、私たちは忘れることはありません。