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退職金1,700万円で計画した「悠々自適な老後」が崩壊…65歳夫婦を襲った「親の突然の介護」という現実

投稿日:2026年09月07日

定年退職を迎え、退職金と年金で夫婦仲良く旅行や趣味を楽しむ――。多くの人が夢見るそんな「第二の人生」が、親の介護によって一変してしまうケースが増えています。今回は、退職後に予期せぬ事態に直面した夫婦のリアルな体験談から、現代の老後設計に潜むリスクについて解説します。

「退職金で旅行三昧」の予定が、母の転倒で一転…

65歳で会社を定年退職した正志さん(仮名)は、退職金1,700万円を手にし、妻の久美子さんと「これからは国内旅行を楽しみ尽くそう」と計画していました。夫婦合わせて月21万円の年金と、完済した持ち家。決して余裕があるわけではありませんが、ささやかな幸せを噛みしめる準備はできていました。しかし、その日常は退職からわずか2ヵ月後に崩れ去ります。実家で一人暮らしをしていた90歳の母・芳江さんが転倒し、入院生活を余儀なくされたのです。

「時間がある」は油断?老後設計から外せない親の介護問題

「退職したばかりで時間はあるから」と、最初は前向きにサポートしていた正志さん。しかし、退院後の母は以前のような自立した生活が送れず、病院への付き添いや日々のサポートが必要となりました。内閣府の高齢社会白書によると、85歳以上の約6割が何らかの介護を必要としています。正志さんのように「自分たちのセカンドライフ」と「親の介護」が同時期に重なるケースは、今後ますます増加することが予想されます。退職金は旅行代ではなく、親の介護費用や自身の生活費として再計算が必要になるなど、甘くない現実が突きつけられているのです。

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