「予定は未定」が当たり前?フランスのサマーキャンプに潜むカルチャーショックとは
申し込み初日に満席!?フランス流「初動の速さ」に驚愕
2か月に及ぶ長い夏休みを子どもたちがどう過ごすか、親にとっては頭の痛い問題ですよね。フランスでは、企業や地域が運営する保養所「コロニー」を利用したサマーキャンプが一般的です。しかし、フランスでの子育て経験を持つ筆者が体験したのは、日本とはあまりにも違う「予約のリアル」でした。ある年のサマーキャンプ申し込み当日、余裕を持って窓口へ向かった筆者を待ち受けていたのは「海コースは初日で満席」という衝撃の事実。のんびりしたイメージの強いフランス人も、子どものイベントとなると驚異的なスピードで動くという事実に、改めて現地の熱量を感じさせられました。
「スケジュールは決まっていない」がフランス流?
なんとか場所を確保したものの、次に待っていたのはさらなるカルチャーショックでした。日本では合宿の数ヶ月前から分刻みのスケジュールや詳細な持ち物リストが配られるのが普通です。しかし、フランスで渡されたのは「ペラペラの紙が一枚」だけ。しかも、そこに書かれた予定表はゼロ。「スケジュールの詳細はどうなっているの?」と尋ねる筆者に、担当者は「そんなもの、決まっていませんよ」と驚きの返答をしました。持ち物リストさえコピー&ペーストで作成されるような大らかさ(あるいは適当さ)に、日本が誇る「緻密な安心感」が恋しくなってしまった瞬間でした。
完璧主義の日本と、臨機応変なフランスの狭間で
日本では「準備=丁寧な配慮」であり、それが当たり前だと信じて疑いませんでした。しかしフランスでは、その場その場で対応していく柔軟さや、予定に縛られすぎない時間が重視されています。もちろん、日本的な完璧なサポートは安心感がありますが、フランス流の「なるようになる」という精神にも、子育てを楽にするヒントが隠されているのかもしれません。文化の違いに戸惑いながらも、たくましく海外で奮闘するママたちのリアルな体験談は、私たちに「準備のあり方」を改めて考えさせてくれます。
詳しい連載の内容は、元記事の