徳之島福祉会が創立60周年!「介護」を超えた「福祉文化」で島を元気に
戦後の離島を支え続けて60年。徳之島の福祉の歴史を振り返る
鹿児島県徳之島で、地域に根ざした活動を続けてきた「社会福祉法人徳之島福祉会」が、今年で創立60周年を迎えました。伊仙町にある「ほーらい館」で行われた記念祭には、地域住民ら約300人が集まり、これまでの歩みを称えるとともに、これからの未来に向けた新たなスタートを祝いました。
「介護する・される」関係を超えて。目指すのは「共に生きる喜び」
徳之島福祉会の歴史は、戦後の混乱期にまで遡ります。初代・樺山信忠氏が、過疎化や高齢者の孤立に悩む地域を救うために私財を投じて設立したのがはじまりです。厳しい時代を乗り越え、現在は認定こども園「木らら」の運営など、多世代が交流する拠点としても機能しています。現理事長の樺山八壽代さんは、これからの福祉について「単なる介護にとどまらず、文化活動を通じて一人一人の個性や生きがいを引き出し、共に生きる喜びを感じられる場にしたい」と語りました。
アートでつながる世代間交流。利用者の個性が輝く作品展も開催
記念祭では、施設の利用者と園児たちが一緒に歌を披露したり、地元の伝統芸能である「八月踊り」が披露されたりと、世代を超えた温かい交流が繰り広げられました。また、会場では利用者たちが制作した書画や工芸品の展示会「世界にたった一つの個性」も開催。認知症という言葉が日常的になった今だからこそ、作品を通じて個々の感性を尊重し合うことの大切さが改めて注目されています。徳之島福祉会が掲げる新しい「福祉文化」は、これからの地域づくりのモデルケースとして期待されています。
徳之島福祉会の活動詳細については、公式サイト