サンドラ・ブロックが語る『ゼロ・グラビティ』撮影の裏側 離婚のどん底と息子を守るための「極秘作戦」
宇宙に浮かぶ孤独とリンクしていた「人生のどん底」
映画『スピード』や『しあわせの隠れ場所』などで知られるハリウッドのトップスター、サンドラ・ブロック。彼女が主演し、圧倒的な映像美で世界を魅了したSF映画『ゼロ・グラビティ』(2013年)。実はこの作品、サンドラにとって単なるヒット作ではなく、自身の人生で最も過酷な時期を乗り越えるための「運命的な作品」だったといいます。ジェニファー・アニストンとの対談で明かされたそのエピソードは、華やかなハリウッドの裏側に隠された、母としての強さと悲しみに満ちたものでした。
パパラッチから息子を守るための命がけの「ホッケーバッグ作戦」
『ゼロ・グラビティ』が撮影された2011年当時、サンドラはプライベートで大きな混乱の中にいました。2010年に当時の夫の浮気が発覚して離婚。さらに、その直前に養子として迎えたばかりの息子・ルイ君を守るため、常にパパラッチの目に怯える生活を送っていました。「息子を隠さなければ」という一心で、彼女がとった行動は驚くべきものでした。なんと、新生児だった息子をチャイルドシートごとホッケーバッグに入れ、チャックを閉めて荷物のように車へ運んでいたというのです。当時の張り詰めた状況について、サンドラは「児童保護サービスには大目に見てもらいたいけれど」と笑いを交えつつ、壮絶な母としての覚悟を振り返りました。
閉鎖空間での撮影が、心の再生へつながった
撮影現場では、一日9時間もの間、小さなボックスに閉じ込められてたった一人で演技をしなければなりませんでした。この極限状態の孤独が、奇しくも当時の彼女の精神状態とリンクしたとサンドラは語ります。「悲しみに打ちひしがれ、そこから抜け出そうともがいていた」時期だったからこそ、宇宙空間でサバイバルする役柄に深く共鳴し、自身の人生と重ね合わせることができたのです。
最愛のパートナーとの別れを経て、今伝えたいこと
その後、サンドラは新たなパートナーであるブライアン・ランドールと出会い、家族として幸せを築いてきましたが、2023年にブライアンがALS(筋萎縮性側索硬化症)との闘病の末にこの世を去るという悲しみも経験しました。人生の荒波を何度も乗り越えてきたサンドラは、現在も二人の子供を育てるシングルマザーとして力強く歩んでいます。彼女の過去の告白は、どんなに辛い状況でも希望を捨てずに生き抜くことの尊さを、私たちに教えてくれています。
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