103歳で現役農家!「戦争を経験したからこそわかる」長崎の最高齢男性が語る平和の尊さ
103歳でトラクターを操る!驚きの長寿の秘訣とは
長崎県平戸市に住む宮﨑孚爾(たかじ)さん(103)は、現在、平戸市内の最高齢男性です。103歳という年齢を聞くと、介護施設でゆっくり過ごされているイメージを持つ方も多いかもしれませんが、宮﨑さんは違います。なんと、現役でトラクターを操り、自宅前の畑を自ら耕しているのです。水菜や白菜などを育てる自給自足の生活を送り、「野菜を買ったことはない」と笑う姿は驚くほどパワフル。さらに、月3回はカラオケ教室に通い、北島三郎さんの曲を熱唱するほどエネルギッシュな日々を送っています。
過酷な戦場体験が教えてくれた「思いやる心」の大切さ
驚異的な健康を維持する宮﨑さんですが、その胸の奥には、若かりし頃に経験した太平洋戦争の過酷な記憶が深く刻まれています。19歳で赴いた南太平洋のブーゲンビル島では、爆撃で多くの戦友を失い、医療物資がない中で仲間の苦しみを目の当たりにするという、言葉では言い表せないほど無情な体験をされました。さらに帰国後、長崎への原爆投下も経験しています。宮﨑さんは「戦争に行けば心が麻痺し、人間が人間でなくなってしまう」と語り、「他者を思いやる心こそが平和への第一歩」だと力説します。便利になった現代社会で、自分本位になりがちな人々へ、戦争を生き抜いたからこそ響く強いメッセージを伝えています。
未来の世代へ伝えたい、土と触れ合う穏やかな日常
壮絶な過去を乗り越え、現在は土と触れ合いながら穏やかな毎日を慈しむ宮﨑さん。80代半ばでの大病や90歳を過ぎての手術も、軍隊生活で鍛えられた精神力と体力で乗り越えてきました。そんな宮﨑さんが今、何よりも大切にしているのは「日々の助け合い」です。デジタル化が進み、人との繋がりが希薄になりつつある今だからこそ、宮﨑さんの「誰かを思いやる心」という言葉は、私たち世代の心に深く刺さります。103歳の現役農家が体現する、平和で健やかな暮らしぶりは、これからの未来を生きる私たちにとって、何よりも価値のある教訓と言えるでしょう。