「国際舞台ではやられてしまう」広島・中野就斗がA代表デビューで痛感した“1プレーの重み”とは?
ほろ苦いデビュー戦で見えた確かな成長の兆し
9月28日に行われたキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦で、大きな注目を集めたのがサンフレッチェ広島のMF中野就斗選手のA代表デビューです。本拠地エディオンピースウイング広島での初陣という特別な舞台。前半は持ち味である粘り強い守備と、佐藤龍之介選手との連係による攻撃参加で観客を沸かせ、順調な滑り出しを見せていました。しかし、後半開始早々に訪れた失点シーンが、彼に「世界との差」を突きつけることになります。中盤で競り負けたボールに対し、カバーに入った中野選手でしたが、相手選手にドリブルで突破を許してしまい失点に関与してしまいました。「自分の強みでもある対人守備だが、国際舞台ではやられてしまう」と、中野選手は試合後に悔しさを滲ませました。
久保建英も称賛!「やりやすかった」と評価された攻撃参加の質
悔しい失点シーンはあったものの、全体を通したパフォーマンスは決して悲観するものではありませんでした。特に後半に右サイドでタッグを組んだ久保建英選手からは、「積極的なオーバーラップがあり、リスク管理も徹底していて非常にやりやすかった」と高い評価を得ました。普段の代表では堂安律選手や伊東純也選手といった突破型の選手が入るポジションで、中野選手は献身的な動きと的確な判断力を見せ、攻撃に厚みを加えました。Jリーグで見せている得意のキックフェイントからの突破も随所に光り、世界レベルの舞台でも十分に通用する可能性を感じさせる内容でした。
エリート街道ではないからこそ――さらなる飛躍を誓う
試合を通じて大きな収穫と課題の両方を得た中野選手。「僕のサッカー人生はエリート街道ではないし、努力をし続けてきたことで今がある」と語る通り、彼の原動力は飽くなき向上心です。今回突きつけられた課題から逃げず、次回の招集に向けてさらなる進化を誓いました。若手の台頭が著しい日本代表において、広島で磨き上げた「対人守備」と「戦術眼」を武器に、今後どのような成長を見せてくれるのか。中野就斗選手の今後の活躍から目が離せません。今回の試合の詳細は