【熊本地震】「たった15秒で全てが壊れた」人気メダカ店が経験した悪夢と再起への誓い
「何度経験しても慣れない」1万5000匹を失った園田さんの悲劇
熊本地震から2か月。度重なる災害に翻弄されながらも、懸命に前を向こうとする人がいます。熊本県宇城市でメダカ専門店「虹屋」を営む園田秀武さん(49)もその一人です。7月28日に発生した最大震度7の地震は、園田さんが大切に育てていたメダカ約1万5000匹と金魚約500匹を、わずか15秒の揺れで奪い去りました。当時の様子を園田さんは「真下から突き上げられ、水槽の水とメダカが噴水のように空中に浮き上がった」と振り返ります。飼育用の水槽は壊れ、敷地内の両親の自宅も全壊。まさに日常が一瞬にして崩れ去るという、言葉を失うような被害でした。
書店廃業からメダカ専門店へ―「二重被災」を乗り越えるための挑戦
実は園田さんには、以前にも災害で失った場所があります。父・幹彦さんが熊本市内で営んでいた書店は、2016年の熊本地震で「大規模半壊」の被害を受け、廃業に追い込まれました。その後、趣味だったメダカを通じて「虹屋」をオープンし、全国から客が訪れる人気店へと成長させた矢先の今回の地震でした。二度も災害の脅威にさらされた園田さんですが、全国から届いた支援物資や温かい声に励まされ、「お礼は店を再起することで返したい」と決意を固めました。現在、事業再建に向けたクラウドファンディングを開始し、来年3月の再オープンを目指して日々奮闘しています。
被災地からの願い、再建への道のりは険しくも
再起を誓った園田さんですが、現実は決して甘くありません。店内の片付けは終わらず、両親の自宅の解体も先が見えない状況です。メダカの産卵シーズンである来春の再オープンという目標についても、園田さんは「間に合うかは難しいかもしれない」と、重い心境を吐露しています。度重なる被災に不安は消えませんが、多くのファンが彼らの復活を待っています。園田さんたちが取り組んでいるクラウドファンディングの詳細や、最新の活動状況については、ぜひ以下の公式情報もチェックしてみてください。