公開時はまさかの“1週間限定”?劇場公開で不遇だったが、伝説のカルト映画となった『処刑人』の奇跡
公開中止の危機を乗り越えた「伝説のクライム・アクション」
いまや多くの映画ファンに愛される名作であっても、公開当時のタイミングが悪く、「知る人ぞ知る作品」として埋もれてしまうことは少なくありません。今回ご紹介する1999年公開の映画『処刑人』は、まさに「時代に翻弄された伝説の一作」です。主演のショーン・パトリック・フラナリーと、後に『ウォーキング・デッド』で大ブレイクするノーマン・リーダスが兄弟役を演じ、過激な正義の執行人として暴れまわる本作。しかし、公開当時はある悲劇的な事件の影響を大きく受けてしまいました。
事件の余波で上映はわずか5館のみ…それでも売れた「75億円」の理由
本作の運命を大きく変えたのは、公開直前に発生した「コロンバイン高校銃乱射事件」でした。過激な暴力描写を含む本作が「模倣犯を誘発するのではないか」という懸念から、なんと全米でわずか5つの劇場、期間にして1週間という限定的な公開に追い込まれてしまったのです。当然、興行収入は惨敗。しかし、レンタルビデオやDVDの普及によって状況は一変します。口コミで「最高にクールなアクション映画だ」と評判が広がり、最終的にはビデオ販売だけで約5000万ドル(約75億円)もの莫大な利益を上げるという大逆転劇を演じました。今ではカルト的な人気を誇り、続編も作られた本作。まだ観たことがないという方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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