ヤクルト・中村悠平が語る「失明の危機」から驚異の回復へ 石川雅規の引退試合で見せた絆
「失明するかもしれない」と語った当時の恐怖と現在の心境
東京ヤクルトスワローズの中村悠平捕手が、7月の負傷以来初めて公の場に姿を見せました。7月22日の中日戦で打球が顔面に直撃し、「右眼球打撲、右眼窩内側壁骨折」という大怪我を負った中村選手。当時の状況について「最初は視力が戻らないかもしれない、失明になるかもしれないという状態だった」と、想像を絶する恐怖の中にいたことを明かしました。しかし、懸命な治療と本人の強い意志により、医師も驚くほどの回復を見せているといいます。現在は来週予定されている最後の手術に向け、実戦復帰を目指して前向きにリハビリを続けています。
盟友・石川雅規投手への熱い想いと最後のキャッチボール
この日、中村選手が神宮外苑を訪れた最大の理由は、長年バッテリーを組んできた石川雅規投手の引退試合を見届けるためでした。練習中には石川投手とキャッチボールを行う場面もあり、「一番思い入れのある投手。最後にお互いの球を受けることができて本当に良かった」と感慨深げに語りました。プロ入り当時、石川投手の代名詞である「緩いシンカー」を受けた時の衝撃は今も忘れていないといいます。「リードしていて一番楽しい投手だった」と尊敬の眼差しを向ける中村選手は、偉大な先輩がマウンドで腕を振る姿をスタンドから見守り、その魂をヤクルトで引き継いでいく決意を新たにしました。