東野圭吾さんの訃報に悲しみの声。書評家が語る「国民的作家」として愛された理由とは?
「どこにでもある話」から引き込まれる、東野圭吾作品の圧倒的な没入感
日本ミステリー界の巨匠として、数多くの名作を世に送り出してきた東野圭吾さん。突然の訃報に、多くのファンや関係者が深い悲しみに包まれています。ミステリー小説に造詣が深い書評家の杉江松恋さんは、東野さんの魅力を「等身大のキャラクター造形」にあると分析します。東野作品のすごいところは、物語の発端が誰の日常にもありそうな出来事である点です。読者はまるで自分の身に起きたことのように感情移入し、いつの間にかミステリーの深淵へと引きずり込まれていく――。そんな読みやすさと物語の強度が両立していたからこそ、日本国内だけでなく海外でも多くの読者に愛され続けたのでしょう。
「これぞ本寸法」令和の名人・柳家三三の美学に迫る!なぜ今、若者に落語が刺さるのか?
小学1年生で落語に目覚めた早熟の天才
皆さんは「落語」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?「少し難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、今、その端正な所作と完璧な噺運びで、世代を超えて圧倒的な支持を集めている落語家がいます。それが、柳家三三(やなぎやさんざ)さんです。1974年生まれの三三さんは、小学1年生の頃に初めて聴いた落語『文違い』に心を奪われ、中学生で寄席通い、高校卒業と同時に伝説の落語家・十代目柳家小三治師匠に入門するという、驚くべきスピードでこの世界を歩んできました。
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