【必見の名作】クレール・ドゥニ監督『ネネットとボニ』、周縁に生きる兄妹の剥き出しの物語が蘇る
疎遠だった兄妹が再会、言葉を超えた「肌の記憶」で結ばれる特別な物語
冬のマルセイユを舞台に、どこか不安定な青年ボニと、寄宿舎を抜け出した少女ネネットの再会を描いたクレール・ドゥニ監督の傑作『ネネットとボニ』。本作は、ただの家族愛という枠組みを軽々と飛び越え、観る者の心に刺さる特別な温度を放っています。母親の死をきっかけに離ればなれになり、再会しても罵り合い、時には掴み合いの喧嘩をする2人。しかし、妊娠という戸惑いを抱えたネネットがボニの元を訪れる時、そこには言葉にできない「肌の記憶」とも言える強い絆が浮かび上がります。クローズアップで捉えられた肌の質感は、2人が共有してきた傷跡を物語っているかのようです。
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