『配信少女ノ裏垢迷宮』は"怖くてできないこと"に挑戦！『まのさば』Acacia新作の魅力をプロデューサーが語る

あの『まのさば』Acacia最新作は「SNSの闇」が舞台！

大ヒットを記録した『魔法少女ノ魔女裁判』（通称：まのさば）でその名を轟かせたクリエイティブブランド「Acacia（アカシア）」とジー・モードが共同で手掛ける待望の新作ノベルRPG『配信少女ノ裏垢迷宮』！
本作は「裏アカ迷宮ノベルRPG」と銘打たれ、なんとSNSの闇が具現化した異界が舞台なんです。人気ガールズバンド「ラグドロップス」のメンバーたちが、この世界からの脱出をかけて裏アカダンジョンの攻略と裏アカの主の特定に挑みます。

今回、Game*SparkのインタビューにAcacia所属の畑俊行氏と東風輪敬久氏が登場し、謎に包まれた本作の魅力や開発秘話を語ってくれました！

「裏アカ」の感情を具現化！開発陣が語る本作の核心

本作の一番の見どころについて、畑氏はこう語ります。「本作は裏アカに迷い込んだ少女たちのお話です。裏アカと聞いて思い浮かぶ、嫉妬や欲望、愚痴といった心の闇、それらは誰もが持ち得る感情ですよね。少女たちは迷宮を進み、モンスターが具現化したあらゆる悪意と対峙しなければ生きて外に出ることはできません。」
「怖いもの見たさ」をそそるような悪意と向き合う少女たちが、どんな結末を迎えるのか、そして救われるのかを確かめてほしいと、本作の核心を明かしました。

ジー・モードとのタッグは『まのさば』開発中から？クリエイティブへのリスペクトが決め手

ジー・モードさんとのタッグのきっかけについて、東風輪氏は『魔法少女ノ魔女裁判』の開発中期からAcaciaが次のチャレンジを検討していたと説明。「ジー・モードさんはインディーゲームを数多く扱っていて、私たちのクリエイティブ思想に対してリスペクトしてくれている。そのため、早い段階で企画にGOサインを頂きました」と、その背景を語りました。
開発は『まのさば』リリース後に本格的に始動したものの、企画設計やキャラクター設定はそれ以前から進められていたとのこと。前作で多くのファンを獲得したプレッシャーは感じつつも、「共犯者の期待に応えながら、さらに新しい価値をお届けするのは非常に難しい仕事です。でもみんな頑張ってます。きっと大丈夫です」と、畑氏は力強くコメントしました。

『ペルソナ』にリスペクト？ダンジョンRPGの挑戦

本作を手がけるにあたり影響を受けた作品について、東風輪氏は当初『ウィザードリィ』タイプのダンジョンRPGを参考にしつつも、ユーザーが迷子にならないよう方針転換したことを告白。そして「規模感は違いますが、リスペクトした作品は『ペルソナ』シリーズです」と、意外な大作の名を挙げました。
『まのさば』をプレイしておく必要はないとのことですが、両作をプレイすることでより楽しめるような工夫がされているそうです。Acaciaブランドの広がりにも期待が高まりますね。

胸の空洞が意味するもの、毎日遺書を書く少女「彩家リイル」の秘密

キービジュアルで印象的な、胸のハート形の空洞について畑氏は「今作では大変意味の強い記号として使われる予定」と語り、SNSが舞台であることとの関連を匂わせました。また、キャラクター一覧には『まのさば』にも登場した「二階堂ヒロ」の姿が！彼女が今作でどのような役割を果たすのか、「『魔法少女ノ魔女裁判』で、とある終わり方を迎えた姿だと思っていただければ幸いです」という畑氏のコメントから、前作との深い繋がりが示唆されます。

そして、ガールズバンド「ラグドロップス」のメンバー6人のうちの一人、キービジュアルにも描かれている「彩家リイル」については、東風輪氏から衝撃の設定が明かされました。「毎日遺書を書いているという、死にたがりな子です。そして、ネオンのことが大好きです。バンドでは、ギターボーカルを努めます。」その個性的なキャラクターが物語にどう絡んでくるのか、今から目が離せません！

「配信」が鍵を握るゲームシステム＆予測不能なプロモーション

タイトルにもある「配信」が重要な要素であるかという問いに、東風輪氏は「重要です！物語のキーワードにもなっていますが、ゲームシステムの重要なところに絡んでいます」と回答。続報に期待がかかります。
『まのさば』でも話題を呼んだ尖ったSNSプロモーションは、今作でも健在！畑氏は「いくつか、びっくりすることが待っているのではないかと思います」と語り、公式アカウントの文章が「私かもしれないしスタッフかもしれないしキャラかもしれません」と、予測不能な面白さを維持していく姿勢を見せました。

刺激的な変化に期待！2026年発売予定の挑戦作

東風輪氏はファンに向けて「Acaciaのクリエイター達は、普通のゲームの作り方はしていないので、明日急にゲームシステムや物語が変わってしまうかもしれません」と、開発のユニークなアプローチを明かしつつ、「いずれにしてもファンの方々が喜ぶ刺激的な方向に変化していきますので期待して待っていて欲しいです！」と、力強いメッセージを送りました。

『配信少女ノ裏垢迷宮』は、PC（Steam）とニンテンドースイッチ向けに2026年発売予定。今後の情報公開は公式サイトやX（@hanoura_maze）でチェックできます！「ふつうだったら怖くてできないようなこと」にチャレンジしたという本作の続報に、引き続き注目しましょう！