なんJ大好き民のトレンドニュース

【時をかける少女】「魔女おばさん」の秘密を徹底解説!原作ファン歓喜の共通点と隠された想い

投稿日:2025年11月28日

細田守監督の傑作『時をかける少女』を彩るキーパーソン!

2006年に公開され、今なお多くのファンに愛され続ける細田守監督の名作アニメ『時をかける少女』。
主人公の「紺野真琴(CV:仲里依紗)」がタイムリープ能力を手に入れ、甘酸っぱい青春を駆け抜ける物語は、皆さんの心にも深く刻まれているのではないでしょうか?
ですが、この物語には真琴と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に物語の核となる重要な人物が登場するんです。

真琴の良き相談相手「芳山和子」とは?

それが、真琴の叔母にあたる「芳山和子(CV:原沙知絵)」です。
博物館で絵画修復の仕事をする彼女は、どこか浮世離れした雰囲気から真琴からは「魔女おばさん」と呼ばれています。
真琴が困ったときに最初に頼る存在であり、彼女にとっての良き相談相手として描かれていました。

例えば、真琴がタイムリープの能力に気づき、戸惑いを抱えて相談した時。
魔女おばさんは、その能力を頭ごなしに否定することなく、冷静にタイムリープの可能性を示唆し、真琴の体験が思い込みではないことを優しく伝えます。
また、千昭のことで悩む真琴の背中を「待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ」と力強く押し、前へ進む勇気を与えたのも彼女でした。

出番は決して多くないものの、物語の展開を大きく左右する、なくてはならない存在だったことがわかりますね。

「魔女おばさん」は、まさかの「原作の主人公」だった!?

実はこの魔女おばさん、筒井康隆さんの原作小説『時をかける少女』の主人公と全く同じ名前なんです!
作中で明確に「同一人物だよ!」とは語られていませんが、彼女の言動や部屋の様子には、原作を思わせるヒントが満載なんです。

一番わかりやすいのは、魔女おばさんの部屋に飾られていた昔の写真とラベンダーです。
写真には、角川文庫版『時をかける少女<新装版>』の表紙に描かれた和子そっくりの少女が写っていて、その両脇には原作に登場する「深町一夫」と「浅倉吾朗」らしき男子が並んでいます。

原作では、深町一夫は和子の初恋の相手であり、なんと西暦2660年からやってきた未来人でした。
未来で植物が死滅しているため、彼はラベンダーを採集する目的で過去へタイムリープしてきたのです。
最終的に二人は、真琴と千昭のように離れ離れになってしまいますが、別れ際には再会を強く誓い合いました
アニメ本編で魔女おばさんが「いつか必ず戻ってくると言っていた」と語るセリフは、この約束を強く匂わせているんです。

アニメと原作の「少しのズレ」が示すもの

しかし、原作小説とアニメ版の魔女おばさんには、いくつか食い違いも見られます。
例えば、原作の和子はタイムリープの秘密を守るために一夫の記憶が消されますが、アニメの魔女おばさんはタイムリープや彼の存在を覚えているような印象を受けますよね。
また、原作の和子が中学3年生だったのに対し、アニメ版では「高校のとき初めて人を好きになった」と語っており、年齢設定にわずかなズレが見られるんです。

これらの点から、魔女おばさんは原作と完全に同一人物というより、「パラレルワールドの芳山和子」と捉える方が自然かもしれません。
制作側の遊び心として原作の要素を重ねつつ、アニメ版では独立した人物として見ると、しっくりくるのではないでしょうか。

コミカライズ版で明かされた「魔女おばさん」の深い想い

ちなみに、魔女おばさんがタイムリープや一夫のことを覚えている理由については、アニメ映画のコミカライズ版『時をかける少女-TOKIKAKE-』で描かれています。
そこでは、彼女がラベンダーの香りで記憶を取り戻し、タイムリープも1回分だけ復活していたことが明かされているんです!

それでも魔女おばさんは、「この瞬間が一番幸せ」という一夫の思いを大切にし、あえてタイムリープすることを選びませんでした。
この背景を知ると、彼女の存在だけでなく、物語そのものがより一層いとおしく感じられますよね。
2025年11月28日の「金曜ロードショー」で放送される際には、ぜひ魔女おばさんの言動にも注目して、その深い物語を感じてみてください!

カテゴリー

キーワード

← トップに戻る

コメント一覧

まだコメントはありません。

← トップに戻る

コメントを投稿する