「オールドメディア」流行語大賞に!青山繁晴議員が語る“命名の真意”とメディアの未来
毎年恒例の「新語・流行語大賞」が発表され、トップテンに「オールドメディア」が選ばれ、大きな話題を集めました。
この言葉の“名付け親”とされる自民党の青山繁晴参議院議員が表彰式に登壇。かつて共同通信の記者だった青山議員が、「オールドメディア」という言葉に込めた本当の想いとは一体何だったのでしょうか?10代~30代の皆さんも必見の、メディアの未来を考えるきっかけになるお話です。
名付け親・青山繁晴議員が語った「オールドメディア」の真意とは?
表彰式に登壇した青山繁晴議員は、自身が共同通信の記者出身であることを明かし、「オールドメディア」という言葉は批判や皮肉で使ったものではないと強調しました。
実はこの言葉、青山議員が14~15年も前から言い続けてきたものだそう。
彼の真意は、若い記者たちに向けて「このままでは今のメディア会社の大半はなくなってしまうかもしれない。だからこそ、自分の足で情報を探し、報道本来の使命を果たしてほしい」という、メディアの未来を案じるメッセージだったのです。
現在の使われ方とは少し違う文脈もあるとしつつも、この言葉が情報や民主主義の根本を考えるきっかけになれば嬉しいと語りました。
「最初は反響がなかった」14年越しのヒットワードに込めた想い
「オールドメディア」という言葉を発信した当初は、あまり反響がなかったと青山議員は振り返ります。
しかし、時代が進むにつれて状況は大きく変化。特に「新聞の購読者も60歳、70歳の方々でないと定期購読していない」という現実が示すように、メディアを取り巻く環境は激変しました。
こうした時代の変化と共に、この言葉は多くの人々に響き、メディアのあり方について考えるきっかけとして定着していったようです。
「オールドメディア」は今後どうなる?目指すは「言葉の消滅」?
青山議員は、「オールドメディア」が今後どうなっていくかについても言及しました。
彼がこの言葉を使ったのは、決して「ニューメディア」との対比で分けるためではないと言います。
インターネットがもたらした「情報の民主化」は素晴らしい一方で、誹謗中傷などダークサイドも大きいと指摘。それでも情報をみんなで共有できるようになったことは進歩だと語ります。
そして最終的には、オールドメディアという言葉がむしろ「よい意味で消滅する時代になればいい」と、真の報道が根付く未来への期待を述べました。
今回の「オールドメディア」の受賞は、私たち一人ひとりが日頃接する情報がどのように作られ、届けられているのか、そしてその情報が社会にどんな影響を与えているのかを改めて考える良い機会になるのではないでしょうか。
あなたにとって「オールドメディア」とはどんな存在ですか?そして、未来のメディアはどうあるべきだと思いますか?
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