元K2登山家・小松由佳が快挙!『シリアの家族』に秘められた感動と涙の物語に日本中が注目!
元登山家が今、ドキュメンタリー写真家として語るシリアの真実
世界で2番目に高い山、K2に日本人女性として初めて登頂した伝説の登山家として、その名を記憶している人も多いのではないでしょうか?
秋田市出身の小松由佳さんが、今、新たな分野で大きな注目を集めています。
実は彼女、約20年前からドキュメンタリー写真家として活動の幅を広げ、現在はレンズを通して社会のリアルを伝えることに情熱を注いでいるんです。
そしてこの度、ノンフィクション作家の登竜門として知られる「開高健ノンフィクション賞」を、その集大成となる作品『シリアの家族』で受賞!この快挙に、多くの人々が感動しています。
10年以上の取材が紡いだ『シリアの家族』、衝撃と感動の物語
受賞作『シリアの家族』は、小松さんがシリア内戦が始まった頃から終結するまで、なんと10年以上もの間、現地で地道に取材を続けた結晶です。
国内で40万人以上が命を落とし、数百万人が避難民となった“今世紀最大の人道危機”の中、懸命に生きる人々の姿や、それぞれの人生が克明に描かれています。
さらに、取材を通してシリア人男性と結婚した小松さん自身にとっても、これは間近で見つめた家族の困難、苦悩、そして希望の物語。
読む人の心に深く刻まれる、衝撃的で感動的な内容となっています。
今回の受賞は、201の応募作品の中から選ばれただけでなく、秋田県出身者としては初の快挙。この素晴らしいニュースに、秋田県中が沸いています。
涙の贈賞式!着物に込められた小松さんの「家族への想い」に感動
先日東京で行われた贈賞式で、小松さんはなんと20年ぶりという鮮やかな着物姿で登場。
選考委員で政治学者の姜尚中さんも「足と腹と骨と血で体験したものをどうやって文学的な方法で昇華できるか、これがなかなか難しい」「国破れて家族があると。そうなんだと。山河がなくても家族がある」と、小松さんの作品を高く評価しました。
感極まりながら、小松さんが着物姿を選んだ理由を語ると、会場は感動の渦に包まれました。
「夫と2013年に結婚した際、結婚をなかなか許されず、結婚式も行うことができませんでした。両親に晴れ姿を見せることもできなかったんです」。
この日、2次会から夫も駆けつけ、両親や子どもたちも集まってくれるという状況に、「まさに、この作品で私が描こうとしてきた、家族がバラバラになっても時間をかけてもまた一つに戻っていく。そういう体験が、私自身の人生の中でも今日できるんだ」と語り、涙を流しました。
小松さんの作品に込められた家族への深い愛情と、自身の人生が重なった感動の瞬間に、多くの読者も心を揺さぶられたことでしょう。
ドキュメンタリー写真家として、そして一人の人間として、小松由佳さんの今後の活躍から目が離せません!
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