海の力で地域を照らす！富山・入善町が洋上風力発電で「地産地消」脱炭素へ

入善町、海のエネルギーを「地産地消」！新電力プランで脱炭素に貢献

富山県入善町で、洋上風力発電の電力を地域で使う「地産地消」の取り組みがスタートします！入善洋上風力発電所を運営する「入善マリンウィンド合同会社」が、2024年9月から新電力プラン「new善小太郎丸でんき」の提供を開始。なんと、このプランの契約第1号は入善町自身！これにより、町は地域のクリーンなエネルギーで、脱炭素社会の実現に一歩踏み出します。

「new善小太郎丸でんき」って何？地域を潤すエコ電力の秘密

「new善小太郎丸でんき」は、入善町の沖合にある洋上風力発電所でつくられた電力を、町内の公共施設や民間企業に直接供給する画期的なプランです。入善町はまず役場庁舎でこの電力を使用することに。これにより、年間で約15トンもの二酸化炭素排出量を削減できる見込みなんだとか！これは地球温暖化対策に大きく貢献する、まさにエコな電力プランなんです。地域の資源を地域で活かす、理想的なモデルケースとして注目されています。

国内初！民間100%出資の洋上風力発電所「入善洋上風力発電所」のすごい実力

この電力供給を支えるのが「入善洋上風力発電所」です。この発電所、実はスゴいんです！風力発電事業を手掛けるウェンティ・ジャパン、JFEエンジニアリング、そして北陸電力の3社が共同出資して建設され、2023年9月から本格的に運転を開始しました。驚くことに、ここは一般海域で国内初となる民間100%出資の洋上風力発電所なんです。出力3,000キロワット級の巨大な風車が3基も稼働していて、なんと一般家庭3,600世帯分の電力をまかなえるほどのパワーを秘めています。

未来へつなぐエコな取り組み！民間企業にも広がる「地産地消」の輪

この素晴らしい取り組みは、入善町役場で行われた交付式で正式に発表されました。ウェンティ・ジャパンの佐藤裕之社長をはじめ、JFEエンジニアリングの小林厚常務執行役員、北陸電力の寺腰直明理事新川支店長が出席し、笹島春人町長に供給証明書が手渡されました。入善マリンウィンド合同会社は、この供給証明書交付を機に、町内の民間企業への契約拡大も目指しています。地域一体となって再生可能エネルギーを地産地消することで、入善町全体でクリーンな未来を創り出していくことが期待されます。私たち一人ひとりが、こうした地域の取り組みに関心を持つことで、より持続可能な社会に貢献できるはずです！