「ナウシカ」のメーヴェ、M-02Jが描いた未来！八谷和彦氏が語るラストフライトの感動と次なる夢

「ナウシカ」の夢を現実に！M-02J、感動のラストフライトに秘められた思い

アニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する、あの憧れの飛行具「メーヴェ」。その夢を追い求め、メディアアーティストの八谷和彦氏が開発してきた無尾翼ジェット機「M-02J」が、2023年11月、ついに最後のフライトを終えました。
千葉県野田市の江戸川河川敷で開催された「空まつり2025inSEKIYADONODA」で披露されたラストフライトには、会場が「普段の5倍の人だかりだった」と言われるほどの観客が詰めかけ、その注目度の高さを物語っていました。
ピクニックを楽しむ家族連れも多く、オープンで和やかな雰囲気の中、八谷氏は「日本では飛行機に触れる場が少ない。年に1回でもこういう機会があると、いろんなことが変わってくる」と、イベントの意義を熱く語りました。

五感を揺さぶる体験！ジェットエンジンの鼓動が呼び覚ます興奮

M-02Jのジェットエンジンに火が入った瞬間、それまでの穏やかな空気は一変。甲高いエンジン音と共に、会場全体から期待感が湧き上がりました。「あのジェットエンジンの音も含めて、生で見て、感じてほしかった」と八谷氏が語るように、それは映像だけでは決して伝わらない、五感を揺さぶる体験でした。
空を優雅に舞うM-02Jの姿は、まさにナウシカが青空を駆ける姿そのもの。多くのファンや関係者が、20年以上にわたる壮大なアートプロジェクトの一つの区切りを、その目に焼き付けました。
八谷氏は、全国から駆けつけてくれた知人やファンを「なんだか生前葬みたいでしたよ」と笑いながら振り返ります。しかし、その言葉には、多くの人々に支えられ、共に夢を追いかけたことへの、深い感謝の念が込められていました。

M-02Jが描く未来の空！八谷和彦氏の次なる夢とは？

感動のラストフライトを終えた「M-02J」と、それを生み出した八谷和彦氏。多くの人々に夢と感動を与えたこのプロジェクトは、今後どこへ向かうのでしょうか？
八谷氏が編集したラストフライトの動画は、今もオンラインで公開されており、その優雅な飛行と、河川敷に響き渡るジェットエンジンの音を、いつでも体感することができます。
今回のラストフライトは一つの区切りに過ぎません。八谷氏が次にどのような「夢」を私たちに見せてくれるのか、そしてM-02Jが、今後どのような形で日本の、そして世界の空の未来に影響を与えていくのか、その動向にますます注目が集まります。