まさかの公式見解!セガが『完全版商法』の販売影響を認める【ペルソナ・真V】
ゲーム業界に激震!セガが「買い控え」問題を語る
近年のゲーム業界では、新作がリリースされても「期待通りの売上にならない…」という悩みが深まっていますよね。そんな中、なんとあのセガサミーホールディングスが、このデリケートな問題に踏み込んだ発言をしました。2025年11月7日の決算説明会で、近年の新作フルゲームの販売不振について言及したんです。
「完全版待ち」が販売を鈍らせる?セガが公式に言及
セガサミーが特に注目したのは、子会社アトラスが手掛ける『ペルソナ』や『真・女神転生』シリーズでよく見られる販売手法。そう、新キャラクターやシナリオなどの追加要素を含んだ、いわゆる「完全版」が後からフルプライスで発売されるパターンです。
同社は、この販売戦略がユーザーの「買い控え」を招き、期待通りの販売実績に繋がらない可能性がある、との見方を示しました。これは、これまでプレイヤー間で長年囁かれてきた懸念が、ついに公式に認められた形と言えるでしょう。
アトラス作品に顕著な「完全版商法」の歴史
アトラスのタイトルでは、『ペルソナ4』に対する『ペルソナ4ザ・ゴールデン』、『ペルソナ5』に対する『ペルソナ5ザ・ロイヤル』といった形で、後から追加要素満載のバージョンが登場するのが恒例となっています。記憶に新しいところでは、2021年発売の『真・女神転生V』に対し、先日『真・女神転生VVengeance』が発売されましたよね。
この手法は「完全版商法」とも呼ばれ、無印版を発売日に購入したプレイヤーが、追加要素を楽しむために再度フルプライスでゲームを買い直す必要があることに対し、様々な意見が交わされてきました。
ユーザー心理と販売戦略の狭間で
今回、セガサミーは「明確な原因は特定できていない」としつつも、この「完全版待ち」問題に加え、「ユーザーにゲームの魅力が十分に伝えられないといった、マーケティングにおける課題」もあるとの認識を示し、現在分析を進めているとのこと。高く評価されている作品でも販売が伸び悩む現状は、ゲームメーカーにとって大きな課題です。
今回のセガの発言は、今後のゲーム販売戦略にどのような影響を与えるのか。ユーザーの期待とメーカーの戦略のバランスが、これからどのように変化していくのか、引き続き注目が集まります。
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