セガ、公式に「完全版商法」の懸念を表明！『ペルソナ』『真・女神転生』新作の売上不振に影響か？

セガ、衝撃発言！「完全版待ち」が新作売上を直撃している可能性

ゲーム業界に激震が走るニュースが飛び込んできました！セガサミーホールディングスが2025年11月7日の決算説明会で、近年発売されたフルゲーム新作の販売不振について言及。その中で、特にアトラスの人気シリーズ『ペルソナ』や『真・女神転生』などで見られる「追加要素を含む完全版が後から発売される販売手法」が、ユーザーの買い控えを招いている可能性があると公式に発表したんです。これまでもゲーマーの間で長年議論されてきたこの問題に、ついにセガが公式見解を示したことで、大きな波紋を呼んでいます。

『ペルソナ』『真・女神転生』の「完全版商法」って何？

「完全版商法」と聞いてピンとこない人もいるかもしれませんね。
具体的には、例えば『ペルソナ4』が発売された後、新キャラクターやシナリオ、追加要素を盛り込んだ『ペルソナ4ザ・ゴールデン』がフルプライスで登場。さらに『ペルソナ5』に対しても『ペルソナ5ザ・ロイヤル』が同様に発売されました。最近では、2021年リリースの『真・女神転生V』に対し、新規シナリオなどを追加した『真・女神転生VVengeance』が2024年6月に発売されたばかりです。

これらの作品は、無印版を購入したプレイヤーが、追加要素をプレイするために再度フルプライスでゲームを買い直したり、最初からプレイし直す必要があったりと、ユーザーからは「最初から完全版を出してほしい」「あとで完全版が出るなら、待ってから買おう」といった声が上がっていたんです。

高評価なのに売れない…セガが抱える課題とは？

セガによると、多くの新作タイトルは高評価を得ているものの、販売実績が期待に届かないケースが多いとのこと。その要因として、競合タイトルの多さや価格設定といった要素に加え、今回の「完全版待ち」の懸念を明確に挙げました。
さらに、ゲームの魅力がユーザーに十分に伝わっていない、マーケティングにおける課題も認識しており、現在その原因を詳細に分析中だそうです。

今回のセガの発言は、長年のユーザーの不満や懸念が、実際に企業側の売上にも影響を及ぼしていることを認めた形。今後のゲームの販売戦略やマーケティング手法に、大きな変化が訪れるかもしれませんね。