ウナギ高騰は回避か?!ワシントン条約会議で国際取引規制案が「否決」日本が反対したワケ
「ウナギ取引規制案」がまさかの否決!日本が反対したワケとは?
ウナギが大好きな皆さん、朗報です!絶滅の恐れがある野生動物の国際取引を規制するワシントン条約の会議で、なんと「ウナギ全種類の国際取引を厳しく規制する」という提案が、このたび否決されました!
もしこの規制案が採択されていたら、私たちが普段食べているウナギの価格がグッと上がってしまう可能性がありました。日本の食卓を守るため、日本政府は会議で「科学的根拠が乏しい」として規制強化に反対。ウナギの約7割を輸入している日本にとっては、まさに一安心のニュースと言えるでしょう。
日本だけでなく、中国や韓国などアジアの国々、さらにはアフリカの国々もこの規制強化には反対の姿勢を示していました。中央アジアのウズベキスタンで開かれた会議でのこの決定は、12月5日の本会議で最終決定されますが、否決が維持される公算が大きいと見られています。
「ワシントン条約」って何?ウナギ規制で何が変わる予定だったの?
そもそもワシントン条約って何?と疑問に思った人もいるかもしれませんね。これは、絶滅しそうな野生の動植物を国際的な取引から守るためのルールを決める条約のことなんです。
今回、EUなどが提案していたのは、ニホンウナギを含むすべてのウナギを「付属書2」というリストに掲載することでした。この付属書2に記載されると、ウナギを輸出しようとする国は、その取引が種の存続を脅かさないという科学的な見地に基づいた許可書の発行が義務付けられます。
つまり、ウナギの輸出が非常に厳しくなり、国際的な流通量が減ってしまう可能性があったのです。そうなれば、当然ウナギが手に入りにくくなり、価格が高騰してしまうことにつながりかねませんでした。
私たちの食卓はどうなる?ウナギ高騰はひとまず回避?
今回の否決によって、懸念されていたウナギの急激な価格上昇は、ひとまず回避されそうです。夏の土用丑の日など、美味しいウナギをリーズナブルに楽しめる機会が続くかもしれませんね!
しかし、忘れてはいけないのは、ウナギの資源が減少しているという根本的な問題自体はまだ解決していないということです。今後も、ウナギを守りながら持続的に利用していくための国際的な議論や努力は続いていくでしょう。
今回の決定は、ウナギ好きにとって嬉しいニュースですが、これからもウナギという大切な資源について関心を持ち続けていきたいですね。
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