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奄美大島の奇跡!マングース根絶成功の裏側と、私たちが守るべき「地球の未来」

投稿日:2025年11月27日

先日、鹿児島市で開催された生物多様性シンポジウムで、私たち人間と自然の関係について、心に響く講演がありました。
特に注目されたのは、元環境省レンジャーの阿部愼太郎さんが語った、奄美大島でのマングース根絶という「奇跡」の物語
一見、私たちには遠い話に聞こえるかもしれませんが、実は私たちの日常生活にも深く関わる、大切なメッセージが込められています。
今回は、奄美大島のマングース根絶という壮大なプロジェクトの裏側と、地球の未来のために私たちに何ができるのか、一緒に考えていきましょう!

奄美大島「マングース根絶」までの壮絶な道のり!

「マングース」と聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、奄美大島にとっては、在来の生き物たちを脅かす最悪の侵入者でした。
話は1979年に遡ります。ハブを減らす目的で、なんと約30匹のマングースが持ち込まれたんです。
しかし、期待とは裏腹に、マングースはハブをほとんど捕食せず、代わりにアマミノクロウサギなど、奄美大島固有の貴重な生き物を次々と襲い、生態系は大きく破壊されていきました。
2000年にはその数が約1万匹にまで激増!このままでは、手遅れになってしまうと、環境省が本格的な駆除事業を開始しました。

駆除活動はまさに「壮絶」の一言。
「マングースバスターズ」と呼ばれる専門チームが結成され、最大で約3万5000個もの捕獲わなを島中に設置。さらには、探索犬まで導入し、文字通り「島中をくまなく」マングースを追跡しました。
そして、最後の1匹が捕獲されたのは2018年4月。そこから約6年もの間、徹底的な監視と調査を続け、ついに2024年9月、根絶宣言に至ったのです!
奄美大島ほどの大きな島で、これほど大規模な外来種を根絶できた例は世界的に見ても他にないという、歴史的な快挙なんです。

マングースだけじゃない!「外来種」が地球を脅かすワケ

阿部さんは、マングース根絶の成功を喜びつつも、「生態系に影響を及ぼす外来種はマングースだけではない」と警鐘を鳴らしています。
例えば、最近では九州一帯で生息域を広げているアライグマもその一つ。可愛い見た目とは裏腹に、農業被害や在来生物への影響が深刻化しています。
シンポジウムでは、国立環境研究所の五箇公一氏も講演し、地球温暖化や環境破壊と並んで、外来種が生物多様性を脅かす大きな要因だと指摘。
「現代は大絶滅時代に入っている」という衝撃的な言葉とともに、「人間は生物多様性があるからこそ生きていける」と、私たちへの力強いメッセージを送りました。

外来種の問題は、私たち一人ひとりが「知っている」だけでなく、「行動する」ことが大切なんです。
入れない・捨てない・広げない」という3つの原則は、外来種被害を食い止めるための最も基本的な行動。
ペットとして飼っていた動物を安易に捨てたり、外国から持ち込まれた植物を無計画に育てたりすることが、どれほど地球に大きな影響を与えるか、今回のシンポジウムは改めて教えてくれました。

私たちにできること!「ネイチャーポジティブ」で未来を変えよう

シンポジウムのテーマでもあった「ネイチャーポジティブ」とは、自然を回復させていく、より良い未来を目指す考え方のこと。
大量消費や利便性を追求した私たちの生活は、知らず知らずのうちに地球の環境に大きな負担をかけています。
「ちょっと待って、これって本当に必要かな?」「もっとエコな選択肢はないかな?」
そんな風に、足元からの環境保全を意識するだけで、未来は大きく変わるかもしれません。
例えば、サステナブルな商品を選んだり、フードロスを減らしたり、身近な自然に触れる機会を増やしたり。
一つ一つの小さな選択が、地球の大きな変化に繋がるんです。

奄美大島のマングース根絶は、人間の努力と知恵が、一度は失われかけた自然を取り戻すことができるという希望を示してくれました。
この奇跡を教訓に、私たちも「ネイチャーポジティブ」の考え方を日々の生活に取り入れ、持続可能な未来のために行動していきましょう!

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