【要注意】「LINEで警察手帳」は詐欺!20代男性52万円被害、巧妙な手口から身を守るには?
「LINEが捜査の主流」は真っ赤なウソ!巧妙な手口で20代男性が52万円被害
「あなたの口座に詐欺のお金がないか調べる」そんな言葉で、富山県魚津市に住む20代の男性が52万円もの大金をだまし取られる被害が発生しました。
相手は警察官を名乗り、近年若者にも身近なSNSであるLINEを悪用した巧妙な手口です。
「最近の捜査の主流はLINEを使う」などと言葉巧みに信用させ、被害者を陥れていました。SNSを使った詐欺が多発する中、手口を知って身を守ることが重要です。
「京都府警ヤマシタ」名乗る男の手口:LINEビデオ通話と偽警察手帳で信用させる
事件は10月15日に発覚。20代男性の携帯電話に、京都府警右京警察署の「ヤマシタ」を名乗る男から電話がかかってきました。
男は「詐欺事件の資金洗浄に使われた口座が、あなた名義だった」「本人確認がしたいので、生年月日と氏名を教えてほしい」と、不安を煽る言葉で個人情報を聞き出します。
さらに、「最近の捜査の主犯はLINEを使っている」「LINEの追加をしてほしい」と指示し、SNSでのやり取りに誘導しました。
LINEのビデオ通話では、警察手帳のようなものを見せて男性を信じ込ませ、ついに口座情報を聞き出すことに成功したのです。
「ナカヤマ」上司登場!逮捕状で脅し、送金を要求する手口
口座情報を手に入れた後、今度は「ヤマシタ」の上司という「ナカヤマ」を名乗る男が登場。
「あなたのお金に詐欺のお金がないか、調べるために52万円を送金してほしい」と、直接的な送金を要求してきました。
しかも、男性の名前が記された逮捕状と思われる画像まで送りつけ、恐怖心を煽って指示通りに52万円を振り込ませました。
しかし、送金後すぐに「ナカヤマ」との連絡は途絶え、男性が状況をインターネットで調べて初めて、自分が詐欺被害に遭ったことに気づいたといいます。
「警察はLINEで連絡しない!」被害に遭わないための鉄則とは?
今回の詐欺事件で注目すべきは、「警察官がLINEで捜査連絡をする」という嘘を信じ込ませる点です。
警察は、「警察官が捜査のためにLINEなどのSNSで連絡することは一切ない」と強く注意を呼びかけています。
また、「あなたのお金を調べる必要がある」などと言って現金の振り込みを求めてくる手口は、確実に詐欺であるとして警戒を促しています。
身に覚えのない連絡や、お金の要求には絶対に応じず、不審に感じたらすぐに家族や警察(#9110または最寄りの警察署)に相談しましょう。
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