キリッと派?まろやか派?【米酢と穀物酢】プロが教える驚きの違いと使い分け
毎日使う調味料って、意外と知らないことだらけじゃないですか?
今回は、どこのおうちにも常備されているであろう「お酢」に大注目!特に「米酢」と「穀物酢」の違いって、パッと答えられる人、少ないのでは?
そこで、料理研究家の時吉真由美さんに、この2つのお酢の秘密と、賢い使い分け術を教えてもらいました。これを知れば、いつもの料理がもっと美味しくなること間違いなし!ぜひ最後までチェックしてね。
米酢と穀物酢、結局どう違うの?
まずは基本中の基本、デジタル大辞泉によると…
⚫︎米酢:米を主原料としたお酢。
⚫︎穀物酢:米、麦、とうもろこしなど、複数の穀物を原料としたお酢。
…なるほど、なんとなくは分かるけど、もう少し詳しく知りたいですよね!
時吉さんによると、米酢は「米」をメインに、お酢1リットルあたりに40g以上の米を使って醸造されたものを指すそうです。さらに「純米酢」となると、その名の通り米だけで作られたお酢なんですよ。
一方、穀物酢は、米、麦、とうもろこしなど、いろいろな穀物をブレンドして作られたお酢の総称。実は、米も穀物なので、米酢も穀物酢の一種ってことになります。ちょっと意外じゃないですか?
そして、一番大事なのは味や風味の違い!
米酢は、まろやかでほんのりとした甘みがあるのが特徴。ツンとくる刺激が少なく、優しい味わいです。
それに対して穀物酢は、キリッとしたシャープな酸味が特徴。酸味が際立つ料理にぴったりなんです。
お料理上手の皆さんは、こういった味の違いをしっかり理解して、使い分けているんですね!
「純米酢」って何?意外と知らない酢の種類
お酢の世界は、米酢と穀物酢だけじゃありません!時吉さんが教えてくれた、もっと奥深いお酢の世界を覗いてみましょう。
■果物が原料の「フルーツビネガー」
りんごを使った「りんご酢」、ぶどうが原料の「白ワインビネガー」や「赤ワインビネガー」、そしてイタリア料理には欠かせない「バルサミコ酢」なんかが有名ですよね。特にワインビネガーやバルサミコ酢は、洋食の風味をグッと引き立ててくれます。
■アジア圏の伝統的なお酢
日本では玄米を原料にした「黒酢」、中国ではもち米を使った「香酢(こうず)」があります。これらは長期熟成させて作られるため、独特の黒褐色と深いコクが特徴です。
■手軽で便利な「調味酢」や「寿司酢」
最近は、砂糖や塩などの調味料があらかじめブレンドされている「調味酢」や「寿司酢」も人気。計量の手間が省けて、サッと料理に使えるのが忙しい私たちには嬉しいポイントですよね。
「酢」と一口に言っても、こんなにたくさんの種類があるなんて驚きです!それぞれに個性があるので、どんな料理に使うかで選ぶお酢も変わってくるんですよ。
使いこなせば料理上手に!あなたに合う酢を見つけよう
いかがでしたか?
身近な調味料「米酢」と「穀物酢」にも、はっきりとした違いがあることが分かりましたね。これからは、
・優しい酸味とまろやかさを求めるなら「米酢」
・キリッとした酸味で料理を引き締めたいなら「穀物酢」
と、使い分けてみてください。
サラダのドレッシング、マリネ、和え物、ピクルスなど、お酢の出番はたくさん!ぜひ、今日からお酢の種類を意識して、お料理をもっと美味しく、もっと楽しくしちゃいましょう!
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