高市新首相が誕生！維新と連立で衆議院議員まさかの1割削減へ！？【選挙の仕組みも解説】

高市新首相が誕生！自民・維新の連立政権で何が変わる？

2025年10月21日、ついに高市早苗総理大臣が誕生しました！今回の政権は、自民党と日本維新の会がタッグを組んだ連立政権です。衆議院・参議院ともに自民党単独では過半数に届かなかったため、維新の会と手を組むことになったんです。維新の会も、自分たちの政策を実現させたい思いからこの連立に合意したんですね。
この新しい政権が真っ先に掲げたのが、「衆議院議員の定数を1割削減」という驚きの政策！約50議席が減る計算です。主に比例区の議席が対象になるとみられていて、12月中旬までの臨時国会で法案成立を目指すとのこと。かなりのスピード感で進められる予定ですが、そもそもこの「定数削減」って、本当に必要なんでしょうか？

定数削減ってぶっちゃけどうなの？若者にも関係ある？

今回の定数削減には、「身を切る改革」として政権のやる気を見せるメッセージが込められているみたいです。でも実は、緊急性があるわけではなく、自民党内からも「選挙制度の変更は、もっと時間をかけてじっくり議論すべきだ」という反対意見も出ているんです。
もしこの法案が臨時国会で通らなかったら、政権自体が不安定になる可能性もあるくらい、かなり重要な政策なんです。私たち若者世代も、政治がどう動くかで将来に影響が出ることは間違いありません。でも「選挙制度」って言われても、正直よくわからない人も多いはず。今回は、衆議院議員がどう選ばれているのか、一緒に見ていきましょう！

そもそも衆議院議員ってどうやって選ばれてるの？基礎知識をチェック！

現在の衆議院議員の定数は465人。実はこれ、日本国憲法ができてから一番少ない人数なんです！昔はもっと多かったんですよ。
国際的に見ても、日本の議員数は少なめ。経済協力開発機構（OECD）のデータによると、人口100万人あたりの議員数は38カ国中36番目の少なさなんだとか。意外ですよね。
この465人のうち、289人が「小選挙区選挙」で、176人が「比例区選挙」で選ばれています。

「選挙区」って何？小選挙区・中選挙区・大選挙区をサクッと解説！

「選挙区」っていうのは、選挙を行うために有権者（私たち投票する人たち）をいくつかのエリアに分けたもののこと。そのエリアごとに立候補した候補者が、誰が一番票を集めたかを競い合います。選挙区には大きく分けて3種類あるんです。

①大選挙区（日本全体がひとつの選挙区！？）

昔の参議院選挙では、日本全国を一つの選挙区にして100議席を選んでいました。地域にとらわれない、広い視野を持った人が選ばれることを期待されていましたが、実際には知名度の高いタレントや有名人が有利だったり、お金がかかりすぎたりする問題があって、1982年に廃止されました。

②中選挙区（昔の衆議院選挙の主流だった！）

一つの選挙区から2人以上の当選者が出るタイプの選挙区のこと。日本の衆議院選挙では、1993年までこれが主流でした。例えば、一つの県をいくつかの区に分けて、それぞれの区から3～5人を選ぶイメージです。
この制度だと、選挙に強い自民党が同じ選挙区に複数の候補者を立てて、票を分散させても当選できることが多かったんです。その結果、政権交代がなかなか起きない状況が続きました。また、自民党候補同士の競争が激しくなり、お金の力や地元への利益誘導が選挙の決め手になることもあったと言われています。

今回はまず、選挙区の基本的な考え方を説明しました。次回は、私たちが今最も関わる「小選挙区」と「比例区」について、もっと詳しく解説しますね！