京東創業者が1130億円投資!新ヨットブランド「SeaExpandary」誕生、中国ヨット市場に革命へ
インターネット通販大手京東集団(JD.com)の創業者劉強東氏が、新たな事業に参入しました。なんと、ヨット(クルーザー)産業です!新ブランド「SeaExpandary(シー・エクスパンダリー)」を立ち上げ、広東省に50億元(約1130億円)を投資して事業を拡大する計画を発表しました。
新エネルギー&スマートヨットで世界をリード
「SeaExpandary」の主力製品は、環境に優しい新エネルギーを採用したスマートヨットです。世界をリードするグリーン・スマートヨットの総合的なエコシステムを構築することを目指しており、研究開発から製造、販売、ヨットクラブ運営、さらには海洋科学調査サービスまで、一貫した事業体制を確立する計画です。
「ヨットを自動車のように」大衆化への挑戦
劉強東氏は、「将来的には10万元(約200万円)のヨットを製造し、ヨットが自動車のように一般家庭に普及することを目指したい」と語っています。これは、これまで高級品とされていたヨットを、より多くの人々が楽しめるようにするという、大胆な目標です。
粤港澳大湾区を拠点に国際展開
すでに劉強東氏は、広東省の珠海市と深セン市の政府と戦略的提携を結んでいます。珠海にはヨット製造拠点を建設し、新エネルギー技術やスマート操縦システムなどの研究開発・製造を行います。深センにはヨット事業の中国本部を設置し、ブランド運営やサプライチェーンの管理、人材育成、国際市場開拓を統括する予定です。
この拠点を粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)に置くことで、国際的な影響力を持つヨット産業のモデル拠点を構築し、世界市場への展開を目指します。
急成長する中国ヨット市場と国産ブランドの可能性
今回の投資の背景には、中国国内のヨット市場の急成長があります。中国交通運輸省によると、国内登録ヨットの約54.7%が直近3年間に新規登録されたとのことです。しかし、需要の拡大に比べて、中国のヨット製造業はまだ発展途上であり、世界市場シェアは4%未満にとどまっています。
業界関係者は、「SeaExpandary」の登場は、中国の民間船舶建造分野の空白を埋める可能性があると指摘しています。グリーン化とスマート化を武器に、海外大手に対抗し、ヨット産業の大衆化と規模化を促進する大きな転換機となることが期待されています。