ホルムズ海峡封鎖でも日本の石油供給は“当面”安心?木原官房長官が緊急会見
アメリカとイスラエルのイラン攻撃を受け、中東の重要航路であるホルムズ海峡が事実上封鎖されたという報道を受け、日本政府が対応に追われています。木原稔官房長官は2日午前の記者会見で、日本の石油需給に「直ちに影響は生じない」と説明しました。
現状と政府の対応
木原官房長官は、「引き続き情報収集を続け、動向を注視していく」と述べ、事態の推移を見守る姿勢を示しました。その上で、「現状において、我が国における石油需給において直ちに影響が生じるとの報告は受けておりません」と強調しました。エネルギーの安定供給・確保に万全を期す考えも改めて表明しています。
日本の石油備蓄状況
日本政府は、万が一の事態に備え、石油の備蓄も十分に行っています。具体的には、以下の備蓄量があります。
- 国家備蓄石油:146日分
- 民間備蓄石油:101日分
- 産油国共同備蓄:7日分
合計で約254日分の原油および石油製品が備蓄されており、LNG(液化天然ガス)についても、電力・ガス会社が日本全体の消費量のおよそ3週間分の在庫を確保しているとのことです。
石油備蓄の放出について
現在、石油備蓄の放出に関する具体的な計画はないと木原官房長官は明言しました。しかし、今後の情勢次第では、備蓄放出も視野に入れている可能性があります。
ホルムズ海峡の封鎖が長期化した場合、日本のエネルギー安全保障に影響が出る可能性も否定できません。政府は引き続き、情報収集と状況分析を徹底し、国民生活への影響を最小限に抑えるための対策を講じていくと考えられます。