ひな祭りの「白酒」と「甘酒」は違う?知っておきたい違いと栄養ポイント
3月3日のひな祭りといえば、桃の花と白酒。でも、最近は甘酒で代用する家庭も多いのではないでしょうか。実は、ひな祭りに飾られる白酒と、私たちが普段飲む甘酒は全く違うものなんです!この記事では、ひな祭りのルーツから白酒と甘酒の違い、それぞれの栄養ポイントまで、わかりやすく解説します。
ひな祭りの「白酒」のルーツは古代中国
ひな祭りに白酒を飲む習慣は、古代中国の上巳(じょうし)の節句に由来します。桃は邪気を払い、不老長寿をもたらす「仙木」とされ、桃の花を酒に浸した桃花酒(とうかしゅ)を飲むことで健康を願ったのが始まりです。江戸時代頃には、桃の花が美しく引き立つ白く濁った白酒が使われるようになったと言われています。
白酒と甘酒の違いって?
童謡『うれしいひなまつり』にも登場する白酒ですが、現代の甘酒とは製法もアルコール度数も異なります。
- 白酒:蒸し米と米麹を焼酎やみりん等で仕込み、すりつぶして作るリキュール。アルコール分は約8%前後。
- 甘酒:米麹または酒粕から作られる。家庭でも作ることができ、アルコール分はごくわずか(またはゼロ)。
白酒は立派なお酒なので、お子さんや運転する方は、市販の甘酒(ソフトドリンク)を選ぶのがおすすめです。
米麹甘酒vs酒粕甘酒:どっちを選ぶ?
甘酒には大きく分けて米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて選んでみましょう。
米麹甘酒:エネルギー補給に最適
米麹甘酒は、ごはん・米麹を温水で発酵させたもので、アルコールはほとんど含まれません(1%未満)。ブドウ糖が多いため、エネルギー補給に最適です。ビタミンB群も豊富で、効率よくエネルギーを補給できる「飲む点滴」とも呼ばれています。風邪気味の時や、お子さんのお祝いにぴったりです。ただし、1杯(200g)で152kcalあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
酒粕甘酒:ダイエットや筋活中の方におすすめ
酒粕甘酒は、日本酒の搾りカスである酒粕をお湯に溶かして作ります。微量のアルコールを含む場合があり、たんぱく質と食物繊維が豊富です。注目は腸内で脂質をキャッチして排出を助けるレジスタントプロテイン(消化されにくいたんぱく質)。ダイエットや筋活中の方に嬉しい成分が詰まっています。
甘酒のアレンジレシピ
甘酒はアレンジも自在です。米麹甘酒にイチゴなどの季節のフルーツを加えてスムージーにすると、ビタミンCも補給できます。酒粕はアミノ酸が豊富なので、粕汁や料理のコク出しにも最適です。
無病息災を願うひな祭り。今の自分の体調や目的に合わせて、お気に入りの一杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。