和歌山・加太淡嶋神社で心を癒やす「雛祭神事」!5万体のひな人形と中学生の奉仕に感動
和歌山市加太にある淡嶋神社で、恒例の「雛祭神事」が3月3日に行われました。全国から集められた約5万体ものひな人形が境内に飾られ、訪れた人々の心を温めています。
人形供養の総本山・淡嶋神社とは?
淡嶋神社は、全国に約1000社ある淡嶋神社の総本社。毎年、全国各地からひな人形や日本人形が届けられ、人形供養の場として知られています。この神事は、紀州徳川家が姫の初節句にひな人形を奉納したことが始まりとされ、全国から集まったひな人形が神々の国へと旅立つと信じられています。
幻想的な「雛納祭」と活気あふれる「雛舟の渡御」
当日は、本殿に並べられた約5000体の女びなと男びなを前に「雛納祭」が執り行われ、神職による清めのおはらいと祝詞奏上が厳かに執り行われました。その後、願い事が書かれた形代と約300体のひな人形が、みこによって2艘の白木の舟に乗せられ、女性参拝者たちが舟を担いで運ぶ「雛舟の渡御」が行われました。
地元中学生の奉仕活動も!地域を繋ぐ雛祭
渡御に合わせて、あわ保育園の園児たちが「うれしいひなまつり」を合唱。また、地元の加太中学校1・2年生30人も参加し、女子生徒は舟を担ぎ、男子生徒はプラカードを持って境内の整理を手伝うなど、地域を繋ぐ温かい光景が見られました。
今年は「雛流し祭」は延期に…
本来、雛舟の渡御の後には、海岸で海にひな人形を流す「雛流し祭」が行われる予定でしたが、悪天候のため昨年に続き延期となりました。しかし、神事の際には雨が上がり、舟を担ぐことができたため、参加者たちは喜びを感じていました。
参拝者の声
旅行で訪れたという女性は、「宿泊先で開催を知り、訪れました。こんなにたくさんのひな人形を見たのは初めて。ひな流しはなかったが、伝統神事を見られてよかった」と話していました。
宮司からのメッセージ
宮司の前田智子さんは、「皆さまのこれからの健康と幸せを祈願しました。昨年に続きひな流し祭はできなかったが、神事の際には雨が上がり、舟を担いでもらえてよかった。皆さんから預かった大切な人形は後日必ず供養する」と語りました。
ひな人形展示は3月29日まで
本殿のひな人形展示は3月29日まで行われます。春の訪れを感じさせる幻想的な空間で、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。