百万石の輝きを東京に!加賀前田家ゆかりの文化財展、60年ぶり大規模開催
江戸時代に富と文化を誇った加賀前田家。その貴重な文化財を一同に展示する特別展「百万石!加賀前田家」が、4月14日から東京国立博物館で開催されます。前田家に関する大規模展は、なんと60年ぶり!
創立100周年記念!前田育徳会の挑戦
公益財団法人「前田育徳会」は、加賀前田家伝来の文化財を保存・公開する団体です。今年で創立100周年を迎えるのを記念し、所蔵品約240点を展示。国宝22件、重要文化財77件を含む約3万点ものコレクションの中から厳選された品々を見ることができます。
当主も「初めて見る」!?秘蔵の文化財
第19代当主の前田利宜氏は、「金沢や能登に行くと『お殿さまですか?』と声を掛けられる」と語り、今回の展覧会への期待を語りました。中でも、利宜氏が特に興味を持っているのは、重要文化財「唐物茄子茶入」。足利将軍家から織田信長、豊臣秀吉と伝わる「天下の名物」ですが、なんと当主である利宜氏自身もまだ直接見たことがないとのこと。「所蔵品の管理がしっかりしていて、保管庫のドアをむやみに開けてはいけないことになっている」と明かしました。
絢爛豪華な加賀具足にも注目
初代当主・利家から江戸末期の第14代・慶寧まで、歴代の甲冑と陣羽織も展示されます。前田家の甲冑は、長く伸び上がるナマズの尾の形など、「加賀具足」と呼ばれる絢爛豪華な装飾が特徴です。利宜氏は、利家の甲冑もまだ直接見たことがなく、歴代の甲冑が並ぶ様子を楽しみにしているようです。
文化財公開の新たな一歩
これまで、文化財の保護を最優先に、公開を控えてきた前田育徳会。しかし、今回の特別展を機に、今後は公開を積極的に進める方針です。所蔵品の貸し出しによる利用料や助成金などを活用し、財団の運営方法も変化していく可能性があります。加賀前田家の文化財が、より多くの人々に触れられるようになるかもしれません。
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