伝説の金融家ロバート・ムニューシン氏のコレクション、約160億円相当のロスコ大作を含む24点が競売に!
金融とアートの世界で成功を収めたロバート・ムニューシン氏(2025年12月死去、92歳)のコレクションが、サザビーズを通じてオークションに出品されます。氏のコレクションは、抽象絵画や戦後ニューヨーク派の作品を中心に、美術館級と評されるものが揃っています。
オークションの見どころは?
今回のオークションの目玉は、マーク・ロスコによる1957年の大作《BrownandBlacksinReds》。予想落札価格はなんと7000万〜1億ドル(約111億〜159億円)!
この作品は、ロスコが表現を確立した重要な時期に制作され、重なり合う色帯が特徴的な画面構成が魅力です。かつて酒造会社シーグラムのために制作されたもので、現在ではその多くが美術館に収蔵されています。
さらに、ロスコのキャリア過渡期における重要作品《No.1》(1949年制作、予想落札価格1500万〜2000万ドル)も出品されます。霧状の「マルチフォーム」構成から、後の矩形の色面絵画への移行を示す貴重な作品です。
デ・クーニングやクラインの作品も!
今回のセールでは、ロスコ以外にも、ウィレム・デ・クーニング、フランツ・クライン、ジェフ・クーンズらの作品が出品されます。
特に注目は、デ・クーニングの《UntitledXLII》(1983年)で、オークション初出品となる作家晩年期の重要な作品として期待されています。また、クラインの《Harleman》(1960年)も、彼のキャリア絶頂期に制作された大型作品で、20年以上にわたりムニューシン氏のコレクションに収められていました。
サザビーズの勢いと市場の動向
サザビーズは昨年11月のグスタフ・クリムトの作品(約367億円で落札)の大型セールや、今春の好調なセールスを背景に、今回のオークションでさらなる勢いの維持を目指しています。
市場関係者の間では、今回のムニューシン氏のコレクションは、ハイエンド市場が安定を取り戻す中で、オークションハウスが確保したい「トロフィー級」の出品の典型例と見られています。
オークションは5月にニューヨークで開催される予定です。詳細については、
金融とアート、二つの世界で才覚を発揮したロバート・ムニューシン氏のコレクションは、アートファンだけでなく、多くの人々にとって注目の的となるでしょう。