声優・野沢雅子、盟友・池田昌子さん(メーテル役)の訃報に悲痛「笑顔の素敵な大切な戦友でした」
国民的アニメ「銀河鉄道999」で主人公・星野鉄郎役を務めた声優の野沢雅子さん(89歳)が、同じく「銀河鉄道999」でヒロイン・メーテル役を演じた池田昌子さん(享年87歳)の訃報を受け、追悼コメントを発表しました。
「銀河鉄道999」での出会いと深い絆
野沢さんは所属事務所を通じて「メーテル、あなたの訃報を聞いた時、涙が溢れて止まりませんでした」と心境を語り、池田さんとの深い絆を振り返りました。収録現場だけでなく、プライベートでも「鉄郎ちゃん」「メーテル」と呼び合う親しい関係だったことを明かし、「喫茶店で周りの人から驚いた顔で見られたこともありましたね」とエピソードを披露しました。
野沢さんにとって、池田さんは単なる共演者ではなく、「私の中でメーテルは“池田さん”でも“昌子さん”でも“マコちゃん”でもなく、メーテルそのもの。美人で凛として笑顔の素敵な大切な戦友でした」と、メーテル役と池田昌子さんを一体として捉えていることが伝わってきます。
松本零士先生と車掌さんへの想いも語る
昨年2月に「銀河鉄道999」を手掛けた松本零士さんが亡くなったことにも触れ、「松本先生も車掌さんも旅に出てしまって、メーテルしか仲間はいなかったのに、メーテルまで同じ世界からいなくなってしまったなんて、寂しくてたまりません」と悲しみを滲ませました。
しかし、野沢さんは「でもきっと、メーテルは999に乗って車掌さんや松本先生と旅に出かけたんですよね。また映画の時のように私だけこちらに残されてしまったけれど、私はもうしばらくこちらで頑張ります。また、どこかの星で会える時まで。その時を楽しみにしています」と、作品への愛情と再会への希望を語りました。
池田昌子さんの功績と多才な才能
池田昌子さんは、メーテル役の他にも「火の鳥」火の鳥役、「エースをねらえ!」お蝶夫人役、「宇宙兄弟」金子シャロン役など、数々の名作アニメで個性的なキャラクターを演じました。落ち着いた気品あふれる声は、多くのファンを魅了しました。
また、洋画の吹き替えでも非常に有名で、特にオードリー・ヘプバーンの吹き替えは専属で担当。「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」など、ほぼ全ての作品でその美しい声を提供し、日本の映画ファンに感動を与えました。
池田さんの所属していた「俳協」は3月13日に公式サイトで、池田さんが3月3日に脳出血のため永眠したことを発表しました。