【センバツ】崇徳・徳丸凛空、166球の熱投も涙…「エースは勝つしかない」
春の甲子園、センバツ高校野球第1日の一戦で、崇徳高校の徳丸凛空投手が、166球という驚異的な球数を投げ尽くし、八戸学院光星高校との激戦を繰り広げました。しかし、延長10回タイブレークの末、6-15で敗れ、勝利には届きませんでした。
壮絶な熱投とエースの覚悟
試合は6-6の同点で延長戦に突入。徳丸投手は148球目を投げたところで降板しましたが、諦めませんでした。大会初のDH解除となり、右翼手に回った後、再びマウンドに戻り、さらに18球を投げ込む執念を見せました。しかし、八戸学院光星の勢いを止めることはできませんでした。
「160球以上は経験がない」という徳丸投手。周囲からは「よく投げた」と称賛されましたが、本人は「エースはチームを勝たせてナンボ。一度上がったマウンドは降りたくない。すごく不甲斐ない。自分の責任だと思います」と、涙ながらに悔しさを語りました。
甲子園勝利への思いと未来への誓い
センバツは1976年に初出場で優勝した古豪・崇徳高校ですが、その後の甲子園での勝利は遠い夢のまま。50年ぶりの勝利を期待する大応援に応えられなかったことを、徳丸投手は「いろんな方が、この甲子園のために協力してくださった。勝って、スタンドの方々、メンバー外になってしまった選手に恩返しをしたかった」と悔やみました。
それでも、プロ注目の実力を持つ徳丸投手は、初回ピンチを11球連続直球で切り抜けるなど、その実力を随所に発揮しました。「勝てるピッチャーになって夏に戻ってきたい」と、力強く誓い、今後の活躍を約束しました。
今回の敗戦は痛手ですが、徳丸投手の熱い魂と不屈の精神は、多くの人々に感動を与えました。今後の成長と、夏の甲子園での活躍に期待が高まります。