午前の日経平均、原油高と米株安で続落!ホルムズ海峡の緊張も影響か?
2024年5月16日午前、東京株式市場で日経平均株価が続落しました。前営業日比で681円19銭安の5万3138円42銭と、厳しいスタートとなりました。
原油高と米株安が重し
今回の株価下落の主な要因は、原油価格の高止まりと、前週末の米国株安です。特に、イラン情勢の長期化懸念から、ホルムズ海峡の封鎖が続くとの警戒感が強まり、原油価格が上昇しています。この影響が日本経済にも波及し、投資家のリスク回避姿勢を強めていると考えられます。
一時700円超の下げ幅
日経平均は寄り付き後も下げ幅を拡大し、一時700円超の下落を見せました。前場終盤には705円安の5万3113円95銭まで下落し、厳しい状況が続きました。時間外取引での米株先物はプラス圏、ドル/円は円安が進行しましたが、株価への影響は限定的でした。
専門家は地政学リスクを警戒
マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは、「ホルムズ海峡の事実上封鎖が長期化し、原油価格の高止まり傾向が続くとの警戒感が広がっている」と分析しています。また、今週は日米首脳会談や中銀会合など多くのイベントを控えていますが、「結局は地政学リスクが重しとなり、買いにくい相場となるだろう」との見方を示しています。
主力株と業種の動向
主力株では、アドバンテストが1%超、フジクラが6%超、TDKが4%超と大きく下落しました。一方、イビデン、オリンパス、JTは1%超上昇しました。業種別では、非鉄金属、ゴム製品、ガラス・土石製品など28業種が値下がり、水産・農林、食料品など5業種が値上がりとなりました。
レアアース関連は底堅い
レアアース関連は、5月19日に開催予定の日米首脳会談で、重要鉱物の調達拡大に向けた行動計画を締結する方向で調整に入ったとの報道を受け、底堅い動きを見せています。東洋エンジニアリングはストップ高、第一稀元素化学工業は7%超上昇と、特に注目を集めています。
TOPIXは1.15%安の3587.16ポイントで午前の取引を終了し、東証プライム市場の売買代金は3兆2371億4500万円でした。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが462銘柄(29%)、値下がりは1067銘柄(67%)でした。