漫画家・竹宮惠子氏、アニメ功労部門受賞記念トークイベント開催!『地球へ…』の舞台裏を語る
漫画家・竹宮惠子氏が、東京アニメアワードフェスティバル2026(TAAF2026)にてアニメーション界への貢献が認められ、「アニメ功労部門」を受賞しました。それを記念して、3月15日に名作『地球(テラ)へ…』のテレビアニメ版セレクション上映とトークショーが開催され、多くのファンで会場は盛り上がりました。
上映直後、竹宮氏は親心から緊張?
上映されたのは、テレビアニメ版の4話、8話、そして最終話の24話。上映直後、竹宮氏は「会場で上映を観ていて、大変緊張しました。なんだか昔観ていた時よりも、緊張したんですね。私自身が作ったキャラクターたちが『これからどうなるの?』っていう心配をしてしまったというか、親心みたいなものがあって緊張しました」と、自身の作品に対する深い愛情と、キャラクターへの思いを語りました。また、「ラストシーン、こんなに感動的だったんだって、今思っています」と、改めて作品の完成度に感動している様子でした。
少女漫画家が少年誌で描くことへの挑戦
トークショーでは、原作が連載された1977年当時についてもお話が及びました。竹宮氏は、「月刊マンガ少年」という少年誌で描くことについて、「ちょうどその頃に、読者は女性でも男性でもいいじゃないかっていう考えが、漫画界そのものにあったと思います。『マンガ少年』っていう雑誌そのものが、その先駆けになったんじゃないかな、と思います」と振り返りました。また、SF作品を描くことについては、「SF漫画が少なくて、文字の世界の方がはるかに多くて深いものがあったんですよね。少年漫画で育ってきて、少女漫画をあまり読まずに育ってきたので、少年漫画誌で描けるということに、いろんな可能性を感じました」と、新たな挑戦への意欲を語りました。
時代を彩ったSFブームの影響
原作が始まった1977年は、『宇宙戦艦ヤマト』のリバイバルや『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』といったSF作品が人気を博していた時期でした。竹宮氏は、「そういう流れにあったことは、私にとっては後押しするようなエネルギーでした」と語り、当時のSFブームが自身の創作活動に与えた影響について触れました。また、「パリを旅行中に『スター・ウォーズ』が日本よりも先に上映されていると聞いて、フランス語で分からないんですけど、映像だけでも観てみたいと思って行った記憶があります(笑)」と、ユーモラスなエピソードも披露しました。
時代を超えて愛される『地球へ…』の誕生秘話や、竹宮氏の創作に対する情熱が伝わるトークショーとなりました。今後の竹宮氏の活躍にも期待が高まります。