アニメ界の巨匠・芝山努監督が肺がんのため逝去 84歳 『ドラえもん』映画版22作を監督
国民的アニメ『ドラえもん』シリーズをはじめ、数々の名作アニメを手がけた芝山努(しばやまつとむ)監督が、2024年3月6日、肺がんのため84歳で亡くなられました。株式会社亜細亜堂の公式サイトにて発表されました。
生い立ちとアニメーターとしてのキャリア
1941年3月9日、東京の浅草に生まれた芝山監督は、明治大学文学部の演劇学科に進学。その後、東映動画(現在の東映アニメーション)に入社し、アニメーターとしての道を歩み始めました。Aプロダクション(現在のシンエイ動画)を経て、1978年には小林治さんと共にアニメスタジオ・亜細亜堂を設立。アニメーション業界に大きな足跡を残しました。
代表作と功績
『ど根性ガエル』『ガンバの冒険』『元祖天才バカボン』『まんが日本昔ばなし』など、数々の作品で作画監督や演出、レイアウトを担当。1980年からは『ドラえもん』に参加し、映画版では22作を監督、テレビシリーズでも22年にわたりチーフディレクターを務めるなど、作品の顔として活躍されました。
さらに、1990年代以降は『ちびまる子ちゃん』『忍たま乱太郎』でも監督や総監督を歴任。芸術家と職人気質の両面からエンターテインメントと向き合い、優れた“絵”と“アニメーション”の力で、子どもたちに長く愛される作品を数多く生み出しました。
受賞歴
その功績は高く評価され、1999年には『第53回毎日映画コンクール』で『ドラえもんのび太の南海大冒険』がアニメーション映画賞を受賞。2012年には『平成24年度文化庁映画賞』にて映画功労部門を受賞、2018年には『東京アニメアワードフェスティバル2018』にてアニメ功労部門に選ばれました。
葬儀と後日のお別れの会について
葬儀は近親者のみで執り行われ、後日「お別れの会」を行う予定とのことです。詳細が入り次第、亜細亜堂の公式サイトなどで発表される見込みです。
芝山努監督の訃報は、アニメーション業界のみならず、多くのファンに深い悲しみをもたらしています。彼の残した作品は、これからも世代を超えて愛され続けることでしょう。