大阪でシカが続々出没!奈良公園から来た可能性?一体どこへ向かっているの?
大阪府内の市街地で、3月中旬以降シカの目撃情報が相次いでいます。都心から約30km離れた奈良公園から来た可能性も指摘されていますが、詳しいことはまだ分かっていません。一体何が起きているのでしょうか?
大阪市内の住宅街にシカ現る!悠然と歩き回る姿に住民もびっくり
24日午後2時半頃、大阪市都島区友渕町のマンションが立ち並ぶエリアに、シカ1頭が現れました。現場には50人ほどの人だかりができ、多くの人がスマートフォンで撮影していました。警察官や市職員が「危ないので離れてください」と呼びかけるなど、騒然とした状況でした。
近くに住む73歳の主婦は、「通りかかったらシカがいるので、びっくりした。こんなことは初めて」と話していました。これ以前にも、11日には東大阪市内、21日には大阪市鶴見区内でシカが確認されており、少なくとも2頭以上いることが分かっています。過去の目撃情報と照らし合わせると、シカは徐々に西へ移動しているようです。
奈良公園との関連は?人慣れしている点や角の切られた跡がポイント
シカの出没場所は、大阪府と奈良県生駒市にまたがる生駒山系周辺から広がっています。大阪府立環境農林水産総合研究所・生物多様性センターによると、大阪府内でのシカの生息は確認されていません。
東大阪市によると、今回出没したシカは、人や車が近づいてもあまり驚かず、人慣れしている様子が見られました。また、現場に立ち会った猟友会の会員が、人為的に角が切られた跡を確認したケースもあったとのことです。
奈良公園のシカは、保護団体「奈良の鹿愛護会」が定期的に角を切っており、この点から奈良公園から来た可能性が考えられます。しかし、「奈良の鹿愛護会」の山崎伸幸事務局長は、「大阪府内で出没したシカが奈良公園のシカであるとは特定できない」と述べています。
奈良公園はシカの過密状態?他の地域への移動も考えられる
奈良公園では、昨年の頭数調査で過去最多となる1465頭のシカが確認されています。山崎事務局長は、「公園内のシカは過密状態になっており、他の地域に出て行っていてもおかしくない」と指摘しています。
今回のシカの出没は、奈良公園のシカが餌を求めて行動範囲を広げている可能性や、何らかの理由でシカが大阪方面へ移動してきた可能性などが考えられます。今後の動向に注目が集まります。