ゆりやんレトリィバァ監督&南沙良、新作ホラー映画『禍禍女』で語る恋愛と恐怖
お笑い芸人として知られるゆりやんレトリィバァさんが、映画監督に初挑戦したホラー映画『禍禍女』が話題を呼んでいます。本作は、好きになった相手を追いかけるあまり、周囲を恐怖に陥れる“禍禍女”をテーマに、ゆりやんさんの自身の恋愛体験を投影した作品です。公開前から注目を集めており、主演を務めた南沙良さんとのインタビューを通して、映画の裏側や作品への想いを深掘りしました。
監督就任のきっかけと作品への想い
ゆりやん監督は、映画監督への憧れがきっかけで本作に挑戦したと語ります。特に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)に影響を受け、5年前に番組で監督をやりたいと発言したことが、今回の映画化につながったそうです。「本当にラッキーでありがたい」と謙虚に語るゆりやん監督は、自身の恋愛体験を基にストーリーを構築しました。「好きな人に振られても、とことん追い駆ける」という自身の恋愛観が、プロデューサーから「それはホラー」と言われたことが、本作の大きな転換点となりました。
南沙良、早苗役への挑戦とキャラクターへのアプローチ
南沙良さんは、本作で主人公の早苗役を演じました。脚本を読んだ当初は、完成形ではなかったものの、撮影を通してインパクトのある作品に変化していく過程にワクワクしたと語ります。早苗というキャラクターは、純粋で素直な気持ちで行動する一方で、その行動が周囲からは狂気的に見えるという複雑なキャラクターです。南さんは、早苗の純粋な気持ちを大切に演じることを意識し、エネルギーを切らさないように演技に取り組んだそうです。ゆりやん監督からのアドバイスも参考にしながら、早苗というキャラクターを深く理解し、表現することに注力しました。
ホラーとコメディーの境界線
ゆりやん監督は、本作をコメディー要素を意図的に排除し、純粋な恐怖を追求したと語ります。しかし、ホラーとコメディーには紙一重の側面があり、ホラー要素を足すことは、お笑いのボケを足す感覚に似ていると語ります。監督は、観客に「これ何やねん、何しよんね」と突っ込んでもらうことで、コメディー要素が生まれるのではないかと考えています。
『禍禍女』は恋愛成就の鍵?
南沙良さんは、本作について「この映画を見た後で告白されたらもう振ることはできないと思います」と語り、本作を“恋愛成就ムービー”と表現しました。早苗の純粋な愛情に触れることで、相手の心に深く響き、告白を成功させる力があるのではないかと期待されています。ゆりやん監督も、早苗のキャラクターに自身の想いを込めており、南沙良さんとの共演を通して、ソウルメートのような感覚を覚えたと語っています。
『禍禍女』は、ホラーでありながら、恋愛という普遍的なテーマを扱った作品です。ゆりやんレトリィバァ監督の初監督作品として、そして南沙良さんの新たな一面を見ることができる作品として、ぜひ注目してみてください。