インドネシア、友好の証?コモドドラゴン貸与で「コモドドラゴン外交」再燃!日本での飼育計画と批判
世界最大級のトカゲ、コモドドラゴンを巡る動きが活発化しています。インドネシア政府が、絶滅危惧種であるコモドドラゴンを繁殖目的で日本に貸与する準備を進めていることが明らかになりました。プラボウォ大統領の訪日に合わせ、インドネシア林業省と静岡県が保護・保全に関する覚書を交わし、具体的な計画が動き出しています。
静岡県河津町の「iZoo」で飼育へ
コモドドラゴンは、静岡県河津町の動物園「iZoo(イズー)」で飼育される予定です。インドネシア林業省によると、日本側からは「コモドドラゴンの人気はパンダに匹敵する」との見方も出ており、その期待が高まっています。4月末には、イズーとスラバヤ動物園が協力に関する合意書を交わす予定とのことです。
過去にも存在した「コモドドラゴン外交」
実は、コモドドラゴンを外交に利用する試みは過去にもありました。旧スハルト政権時代(1970~90年代)には「コモドドラゴン外交」が展開され、日本にも贈られたことがあるそうです。今回の貸与計画も、友好関係を深めるための「コモドドラゴン外交」として注目されています。
動物保護団体からの批判も
一方で、今回の計画に対して批判の声も上がっています。米動物保護団体「PETA」アジア支部のジェイソン・ベイカー氏は声明で、コモドドラゴンを外交に利用することに強く反対しています。生息地の保護が最も重要であり、政治的な目的に利用すべきではないと訴えています。
日本国内でのコモドドラゴン
現在、日本国内では東山動植物園(名古屋市)が2024年8月以降、コモドドラゴンを公開しています。今回のiZooでの飼育計画が実現すれば、より多くの人々がコモドドラゴンを間近で観察できる機会が増えることになります。
今回のコモドドラゴン貸与計画は、友好関係の象徴となる一方で、動物保護の観点からの議論も呼んでいます。今後の動向に注目が集まります。