那須川天心勝利!エストラーダ、試合中に脇腹骨折の可能性で棄権…苦悶の表情を隠せず
4月11日(金)両国国技館で行われたWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で、那須川天心選手(27=帝拳)がフアンフランシスコ・エストラーダ選手(35=メキシコ)に9回終了TKO勝利を収めました。しかし、エストラーダ選手は試合後に救急車で病院に直行し、試合後会見は欠席となりました。
エストラーダ選手の怪我の詳細
エストラーダ選手の代理を務めるプロモーターのフアン・エルナンデス氏によると、エストラーダ選手は試合が止められる2ラウンド前から脇腹の痛みを訴えていたとのことです。「那須川選手のパンチを浴びて、それから骨折なんじゃないかぐらいの痛みがあった。呼吸をするたびに痛みを伴っていた」と、深刻な状況を明かしました。エストラーダ選手は元々コンディションに問題があったわけではなく、天心選手のボディ打ちが原因だとされています。
棄権の経緯と天心選手への賛辞
棄権の決断はエストラーダ選手本人から出たもので、トレーナーとコミッションドクターに相談した上でチームとして決定したそうです。エルナンデス氏は「脇腹が折れている可能性がある」と述べ、試合中にあったバッティングについては「頭突きもネガティブな状況を作ったかもしれないが、主な理由はあくまで脇腹の痛み」と説明しました。
エストラーダ選手は病院に向かう前に「何よりも、今日の試合で素晴らしい戦いをした天心選手にお祝いを述べたい」と語っていたとのことです。エルナンデス氏は天心選手について「スピードに手を焼いた。わずかプロ8戦目というキャリアだが、スピードに関しては素晴らしいものがある」と称賛し、サウスポーである点やキックボクシングのキャリアが有利に働いたと分析しました。
今後の見通し
エストラーダ選手の今後のスケジュールについて、エルナンデス氏は「まず十分な休息を与えた上でゆっくり決めていきたい」とし、試合後、家族と日本に滞在し、体調を整えてバケーションを楽しむ予定だと語りました。