au、色覚検査画像をXに投稿し批判を浴びる 「配慮に欠けた」投稿を削除し謝罪
auの公式Xアカウントが、4月14日の「オレンジデー」に公開した投稿が、色覚特性を持つ人々への配慮不足として批判を浴び、2時間後に削除される事態となりました。今回の件は、企業のSNS運用におけるインクルーシブな視点の重要性を改めて浮き彫りにしています。
問題の投稿内容とは?
auが投稿したのは、石原式色覚検査表の図に、オレンジ色のドットで「au」の文字を入れたクイズ形式の画像です。オレンジデーにちなんで公開されましたが、この検査表は色覚特性のある人には文字が判別しにくいことが知られています。そのため、「分からない」「トラウマが蘇る」といった当事者からの悲しみの声や、企業のチェック体制への疑問がX上で相次ぎました。
なぜ批判が集中したのか?
今回の投稿が批判を浴びた理由は主に以下の3点です。
- 色覚特性を持つ人々への配慮不足:色覚特性のある人が困難を感じる検査を、安易にクイズとして利用したこと。
- 医療目的の検査の不適切な利用:医療目的で用いられる検査を、企業のプロモーションに利用したこと。
- 企業の姿勢との矛盾:ESGやSDGsに力を入れる企業であるにも関わらず、多様性への配慮が欠けていると見られたこと。
auの対応と今後の課題
auは投稿から2時間後に画像を削除し、「配慮に欠ける投稿があった」としてXで謝罪しました。しかし、具体的にどの部分が配慮に欠けていたのかといった詳細な説明は行っていません。今回の件を受け、auは今後のSNS運用において、多様な視点を取り入れたより慎重な投稿を心がける必要があるでしょう。また、炎上対策やリスク管理体制の強化も求められます。
色覚特性は、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人が持つとされています。今回の件は、社会全体の多様性への理解を深め、誰もが安心して利用できる情報発信のあり方を考えるきっかけとなるでしょう。