JAL、全国9蒸溜所のクラフトウイスキーを機内販売!地域活性化にも貢献
日本航空(JAL)が、全国9つの蒸溜所と連携し、こだわりのクラフトウイスキーの機内販売を開始しました。国際線を中心に展開し、国内線でも一部取り扱うこの取り組みは、航空事業以外の収益源確保と、地域送客を目的としています。
個性豊かな9つの蒸溜所
今回JALが選んだのは、北海道から鹿児島まで、日本各地に点在する9つの蒸溜所のウイスキー。それぞれが独自の製法と個性を持っており、シングルカスクを中心とした限定品が並びます。価格帯は2万円台から4万円台で、1カ月から2カ月ごとに銘柄を入れ替え、常に新しい発見を提供します。
各蒸溜所の特徴を見てみましょう。
- 遊佐蒸溜所(山形):希少なミズナラ樽を使用し、クリーンでスイートな香りが特徴。ココナッツのような風味も楽しめます。
- 安積蒸溜所(福島):バーボン樽熟成後に赤ワイン樽で追加熟成。ドライフルーツのようなフルーティーでエレガントな味わいです。
- 嘉之助蒸溜所・マルス津貫・駒ヶ岳蒸溜所(鹿児島・長野):梅酒樽フィニッシュで、青梅やストーンフルーツの香りが魅力。
- SAKURAODISTILLERY(広島):瀬戸内海の潮の香りとバナナ香が特徴。
- 秩父蒸溜所(埼玉):時間や温度で味が変化するブレンデッドウイスキー。
- 厚岸蒸溜所(北海道)、久住蒸溜所(大分)、井川蒸溜所(静岡):それぞれの地域の風土を活かした味わいが楽しめます。
ウイスキーで広がるJALの新たな挑戦
JALは、航空事業に加えて、非航空領域の拡大に力を入れています。近年の中東情勢など、航空業界は不確実なリスクにさらされており、安定的な収益源の確保が急務です。今回のクラフトウイスキーの取り組みは、その一環として位置づけられています。
非航空系事業本部長を務める西田真吾執行役員は、以前ZIPAIRの初代社長を務めており、「非航空領域が成長したね、と言っていただけるように頑張っていきたい」と意気込みを語っています。ウイスキーを通じて、日本各地の魅力を発信し、国内線利用の増加につなげることを目指します。
機内販売に適したウイスキー
JALがウイスキーに着目した理由の一つは、温度管理の制約がワインや日本酒に比べて少ないことです。機内販売という特性上、安定した品質を保つことが重要であり、ウイスキーはその点で優れています。現在、国内線のオンライン販売では日本酒も取り扱い、徐々に商材の幅を広げています。
JALのクラフトウイスキーは、単なる機内販売にとどまらず、日本の地域文化を体験できる新しい旅の提案として、注目を集めています。