「リトルナイトメアVRAlteredEchoes」レビュー:子供の頃の恐怖を追体験できるVRサスペンスアドベンチャー
バンダイナムコエンターテインメントから4月24日に発売されたVRゲーム「リトルナイトメアVRAlteredEchoes」。シリーズ初のVRタイトルとして、プレイヤーを悪夢のような世界へと誘います。今回は、発売に先駆けての先行試遊会に参加したインプレッションをお届けします。
シリーズの魅力をVRで再体験
「リトルナイトメア」シリーズは、2017年から続くサスペンスアドベンチャーゲーム。不穏な絶望の世界観、暗闇、そしてわずかな希望をテーマに、独特な魅力で多くのファンを魅了してきました。ナンバリング最新作「リトルナイトメア3」も2025年10月発売予定と、人気は高まる一方です。
本作は、これまでのシリーズ作品が三人称視点だったのに対し、VRならではの一人称視点を採用。プレイヤーは主人公シックスの影のような存在「ダークシックス」となり、失われたもう一人の自分を探すため、「ノーウェア」と呼ばれる世界を旅していきます。
圧倒的な没入感と恐怖体験
試遊した「放送局」ステージでは、まずその圧倒的な没入感に驚かされました。UIが完全に排除されているため、視界に入るのは薄暗い悪夢の世界だけ。まるで本当にその世界にいるかのような感覚です。
そして、本作ならではの体験として際立つのが「身長」です。ダークシックスは小さな子供であり、VRで彼女の視点に立つと、周囲のすべてが巨大に見えます。テーブルの脚が柱のようにそびえ立ち、椅子の座面が頭上にある…ただそれだけで、世界の見え方が大きく変わり、子供の頃に感じた恐怖が蘇ってきます。
特に、高いところから見下ろす恐怖はリアルで、立った状態でプレイしたことでさらに恐怖が増幅されました。本作は、シリーズが大事にしてきた「子供の頃の恐怖」を、VRの一人称視点によってかつてないほど増幅させていると言えるでしょう。
謎解きとアクションも楽しめる
新ステージ「駅」では、電車に乗り込み、先頭車両を目指して進んでいきます。車内には障害物や不気味な「ゲスト」、そしてプレイヤーを監視する「車掌」が待ち構えており、彼らの目を盗みながら進んでいく緊張感がたまりません。
「駅」では、アイテムを使った謎解きやステルスアクションも楽しめます。VRコントローラーを介した操作も自然で、世界に「触れている」ような感覚を味わえます。難易度は比較的易しめですが、本作は恐怖体験を重視しているため、そのコンセプトを損なわないバランスに調整されていると感じました。
程よいボリュームで恐怖を追体験
「リトルナイトメアVRAlteredEchoes」は、プレイ時間4~6時間と、VRタイトルとしては程よいボリュームです。「飛び込もう、目の前に広がる悪夢へ」というテーマが示す通り、これは悪夢を見るのではなく、悪夢に飛び込むような体験です。
VRヘッドセットを被った瞬間、あなたは子供に戻り、あの圧倒的な恐怖の世界に呑み込まれることになるでしょう。恐怖を求めるあなたに、ぜひ体験してほしいVRサスペンスアドベンチャーです。