外国人の打球は要注意!プロの守備で「ファンブル」が許されない理由
プロ野球界で、外国人選手の打球に苦戦する日本人選手たちの姿が目立っています。4月14日の阪神-巨人戦では、巨人のショート、木浪聖也選手がボビー・ダルベック選手の打球をエラー。一塁への悪送球が失策とされましたが、その原因はイレギュラーバウンドでした。
なぜ外国人の打球は難しいのか?
元プロ野球選手でコラムニストの廣岡達朗氏は、外国人の打球には日本人以上に用心が必要だと指摘します。外国人の多くは、右手首をこねるように打つため、打球に強烈なスピンがかかります。このスピンとパワーが組み合わさることで、グラウンドによっては予測できないイレギュラーバウンドが生じ、捕球が非常に難しくなるのです。
「打球が食い込んでくるような感覚」と廣岡氏は表現。片手で捕ろうとすると押し込まれてしまうため、両手でしっかりと抑えつけるように処理する必要があると強調しています。
昔の練習方法から学ぶ「本物」の守備
廣岡氏の現役時代、巨人には内堀保コーチと武宮敏明コーチがいました。内堀コーチのノックは、テニスのスライスショットのように規則正しいバウンドで、捕りやすいのが特徴。一方、武宮コーチのノックは、外国人選手の打球のようにバウンドが不規則で、非常に難易度が高かったと言います。
当時の選手たちは、まず内堀コーチのノックで基礎を固め、その後、武宮コーチの難しい打球を処理できるようになることで、「俺も本物だ」と自信を持っていたそうです。イレギュラーを捕って初めて、周りから認められた時代だったのです。
阪神の守備コーチは対策を講じているのか?
廣岡氏は、阪神の守備コーチが外国人特有の打球を理解し、適切な対策を講じているのか疑問を呈しています。失敗を放置すれば、同じミスが繰り返される可能性が高いと警鐘を鳴らしています。
プロの舞台では、「ファンブル」は許されません。外国人選手の打球への対応は、チームの勝利を左右する重要な要素と言えるでしょう。