武尊、劇的なKO勝利で有明アリーナに別れ…15年の激闘に終止符、引退試合を飾る
世界最大の格闘技団体「ONEChampionship」が29日、有明アリーナにて「ONESAMURAI1」を開催。メインイベントで引退を公言していた武尊(34)が、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)を5回KOで下し、勝利で引退という劇的なラストマッチを締めくくりました。
15年の軌跡:格闘技界を再興した男
2011年9月のプロデビューから15年。武尊は、かつてブームを巻き起こした「K-1」「PRIDE」などが衰退し、人気が低迷していた格闘技界に、攻撃的なファイトスタイルで新たな風を吹き込みました。「ナチュラル・ボーン・クラッシャー」の愛称で親しまれ、その激しい戦いぶりは多くのファンを魅了し、格闘技界の再興に大きく貢献しました。
苦難を乗り越えて:パニック障害との闘い
高校時代にパニック障害を発症するなど、精神的な苦悩を抱えながらも、武尊は決して諦めませんでした。2018年3月には、新生K-1で史上初の三階級制覇を達成。その功績は、これからも語り継がれるでしょう。
武尊ヒストリー:主な戦績
生年月日:1991年7月29日
出身地:鳥取県米子市
本名:世川武尊(せがわ・たける)
結婚:2025年7月にタレントの川口葵と結婚を発表
K-1三階級制覇からONEChampionshipへ
K-1参戦後は、2021年3月28日のレオナ・ペタス戦まで7年間無敗を維持。2022年6月には那須川天心との夢の対決も実現しましたが、判定で敗れました。その後、パニック障害とうつ病を公表し、K-1との契約を解除。2023年5月には「ONEChampionship」との複数試合契約を発表し、新たな舞台へと足を踏み入れました。
ONEChampionshipでの挑戦と引退
ONEChampionshipでは、初戦のベイリー・サグデンをKO勝利。MTGPキックライト級王座も獲得しました。しかし、2024年1月にはONEキックボクシング世界フライ級王座に挑戦も敗れ、3月にはロッタン・ジットムアンノンに敗れるという苦い経験も経験しました。それでも武尊は諦めず、再起を遂げ、次戦での引退を表明。そして、この日、ロッタンとの再戦をKO勝利で飾り、引退という決断を最高の形で締めくくりました。
武尊の戦績
51戦46勝(28KO)5敗
武尊選手の今後の活躍を心よりお祈り申し上げます。