ハンマー男、逃走劇に疑問の声 元埼玉県警刑事が警察の初動対応を批判
東京都福生市で発生した、男子高校生らをハンマーで襲撃した男の逃走事件。この事件の警察の対応について、元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三氏が、TBSの番組「ひるおび」で批判的な意見を述べました。
事件の概要
29日朝、福生市の路上で44歳の男が男子高校生2人をハンマーで殴打。現場に駆けつけた警察官にナイフを突きつけ、薬剤のようなものを噴射し、その後自宅に立てこもりました。しかし、男は裏口から逃走し、現在公開手配となっています。高校生1人が眼底骨折の重傷を負い、警察官3人も負傷しました。警視庁は、この男子高校生に対する殺人未遂容疑で逮捕状を発行しています。
元埼玉県警刑事が指摘する警察の初動対応の問題点
佐々木氏は、警視庁の初動対応について「周囲の包囲に専念すべきであった」と指摘。警察官の負傷や高校生の保護に追われる中で、容疑者の逃走を許してしまった点を問題視しています。
佐々木氏はさらに、「立てこもり事件の原則は、第2現場を作らないこと。つまり、容疑者が別の場所に逃げ込まないように、立てこもり現場を徹底的に包囲することが重要」と説明します。今回の事件では、警察が周囲の確認をしていたものの、容疑者が逃走する時間的な隙が生じてしまったと分析しています。
佐々木氏は、現場の警察官に判断を委ねてしまったこと、そしてその情報を捜査一課の特殊班が確認する際に時間がかかってしまったことが、警察の対応が後手に回った大きな要因だと指摘しています。混乱していた状況が、容疑者の逃走を招いた可能性も示唆しています。
容疑者の特徴
容疑者は身長173センチ、灰色のパーカとスウェットを着用、黒色の手提げバッグを持っています。情報提供は警視庁福生署(電話042(551)0110)まで。
この事件は、社会に大きな衝撃を与えています。警察は、容疑者の早期逮捕に向けて全力を尽くしています。