土砂災害に新警報!年間500件以上の災害から身を守るために知っておくべきこと【気象予報士解説】
大雨の季節が近づき、山や斜面での土砂災害リスクが高まっています。実は、年間500件以上もの土砂災害が発生しており、一瞬で命を奪う危険な災害です。2023年には37の都道県で578件の土砂災害が発生しました(
これまでの防災情報との違いは?危険度が一目でわかる!
これまで、土砂災害に関する防災情報には様々な名称があり、どの情報がどの程度の危険度を示すのか分かりにくいという問題がありました。新しい情報では、名称と基準が統一され、危険度がより分かりやすくなります。
新しい警報の種類は以下の通りです。
- レベル2:土砂災害注意報
- レベル3:土砂災害警報
- レベル4:土砂災害危険警報
- レベル5:土砂災害特別警報
新警報の基準はどう変わる?より的確な情報へ
名称の変更だけでなく、発表基準も大きく変わります。これまでは、土壌雨量指数のみを基準としていたため、実際の危険度と情報が一致しないケースがありました。新基準では、3時間後(予想可能な場合は最大6時間後)にレベル4の基準に到達すると予想される場合にレベル3の警報が発表されます。さらに、60分雨量のデータも判断材料に加えられます。
この変更により、レベル3相当の警報の発表回数は大幅に減ると予想されています。例えば、2023年6月から9月のデータでは、現行方式で1616回だった発表回数が、新方式では280回に減少すると見込まれています。情報の乱発を防ぎ、本当に必要な時にアラートが機能するように改善されます。
土砂災害から逃れるためにできること
土砂災害は、発生を確認してからでは避難が間に合わないことが多いため、日頃から防災情報や自治体からの避難情報をチェックすることが重要です。新警報を理解し、危険を感じたら早めの避難を心がけましょう。また、ハザードマップを確認し、自宅や通学路周辺の土砂災害リスクを把握しておくことも大切です。
命を守るためには、正確な情報を理解し、適切な行動をとることが不可欠です。今回の新警報の導入を機に、改めて土砂災害への備えを見直しましょう。